「「悪くない」んじゃあない。」ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章 ちゃーはんさんの映画レビュー(感想・評価)
「悪くない」んじゃあない。
原作大ファンです。
だからといって、この作品を頭ごなしに否定するつもりはない。
観ている最中は、「悪くないな」と思って観ていたが、終わった後には、悪くないどころか、「良い」と思えた。
原作を知っていれば、どうしても、偉そうに、なぜこうしない、ああすればいいのに、と思ってしまうのは仕方のないことではあるが、色んなものを排除して見れば、「おもしろかった」と素直に思えた。
スタンドの迫力、演者の演技、敵味方の家族の在り方、映し方。
人は、大切な人が大事にしているものを、自分のことのように大事に思える。
失って気がつくもの、失う前から大事にしていたこと、大切な人の気持ちを大事にしようとすること、それでも、自分の生き方を貫くときがやってくること、そして、その大切さ。
守ろうとするとき、傷つけなければならない対象と対峙せねばならないこと。
それぞれのキャラクターが原作と同じくらい立っているような気がして、次が気になりました。
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