「ちゃんと映画を見てきた原作ファンの意見として、、、」ジョジョの奇妙な冒険　ダイヤモンドは砕けない　第一章　MARUさんの映画レビュー（感想・評価）

ちょっと待ってください・・・
ネット上では、「意外に良かった！！」「原作ファンは見るべし！」との意見が多く見れますが私にはすべて広告会社のステマに見えます・・・（本当におもしろいと思った方申し訳ありません。）

まず、第一に誰に向けての実写かわからない。
原作を未読の人には説明不足と思います。ジョゼフ？矢？丞太郎？多くのことが原作未読者に対し説明不足です。

原作ファンにはあのコスプレ感あふれる衣装、貧相な役者達がどうしても受けいれられません。

そもそもジョジョ特有のセリフは漫画という自分のテンポで進めていける媒体だからこそ成り立つと思うのですが、映像で見せられたらとてもくどく長く見えてしまいます。それに加えて役者たちが今起きている状況や心情をを事細かにセリフでしゃべるのでとてもテンポが悪く感じます。

原作未読者のためにわかりやすく状況を説明をしているのだと思いますが、説明するところはそこじゃない！！と感じます。逆に原作既読者にはわざわざスタンドについて、また登場人物のスタンド能力について細かく説明されても、さっき聞いたから・・・となってしまいます。

コスプレ感、テンポの悪さから、何故現在ネット上では「意外に良かった」「悪くなかった」との評価が多いのか私には理解できません・・・

スタンドバトルのＣＧは確かに悪くはなかったですが、この映画は本当にそれだけです。

原作を読んだことがない人には絶対に見てほしくない。
ジョジョの奇妙な冒険という素晴らしい作品が誤解されそうで本当に怖いです。実際、私の会社の同僚が俳優目的で見てきて、「よくわからなかった」「ジョジョってあんな感じなんだね」と言われ悔しくて仕方がなかったです。

ジョジョの奇妙な冒険はジョナサンの父ジョージから受け継がれていく気高い黄金の魂の物語です。それを日本が舞台だから実写にしやすいという理由だけで（想像ですが・・・）安易に四部だけを実写映像化したことに本当に憤りを感じます。

ジョジョだけでなく様々な漫画のファンとしてこれ以上安易な実写化を許すことはできません。

これ以上続編が制作されないことを切に願います。

以上一人の原作ファンからの意見でした。この映画を見て本当に面白いと思い、私のレビューで気分を害された方は本当に申し訳ありません。