劇場公開日 2017年6月3日

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「ポスターが酷すぎてスルーしていたよ、熊切監督作だったのね…。」武曲 MUKOKU クレナイナラさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ポスターが酷すぎてスルーしていたよ、熊切監督作だったのね…。

2017年6月27日
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興奮

熊切監督は鬼畜大宴会から劇場で観ていて好きなのですが微妙にガッカリする作品もあるし、今回は特にメインポスター(人気俳優と若い俳優の顔アップが縦に並んでる)がダサかったためテンション低めで行きました。
しかし、始まってすぐキュン死にしました。【注】ここでいうキュンとは変態としてのキュンです笑
出だしで心つかまれ、引きずりこまれたのち観客を不快、不安にさせる要素が散りばめられているのになぜかクセなる熊切世界に浸ります。
たゆたう不穏と鮮烈なる美しさ。
綾野剛のこれでもかっていうぐでぐでシーン多発は、いつまでダラけとるんじゃゴルァというイライラ感と共に、苦しみもがく有り様を永遠に見続けたいような恍惚感を私に起こさせます。
原作、脚本に監督の変態さから来る事象がプラスされ普通のスポ根モノ剣豪モノとして考えると多少異質な映画になってる気がしますが抗わずに浴びてほしいです(笑)

クレナイナラ