「リアリティ版少年漫画」武曲 MUKOKU いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
リアリティ版少年漫画
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参考に調べてみたら原作が藤沢周平かと勘違いしていた(汗) 全然関係無いらしいとのことなので、だからなのか、映画でもそれ程深みが感じられなかった。もう少し劇的で、少々スプラッターな場面もあっても良いと思うのだが。あくまでもリアリティに拘るのか、その割りには、酒2升吞んでもあれ位の千鳥足で済むのか、事務所NG なのは分かるが、あっちゃんの濡れ場移行は、引きのカメラアングルでサービス感は薄く、パンツ投げる位が関の山。はっきり言ってしまえば、綾野剛のプロモーションビデオに始終してしまってる体裁になっているのが、どうにももどかしい限りだ。折角の村上虹朗登用も、その必然性が感じられず、それでも、なんとかその気が触れたような目力だけは爪痕を残す演技として目立った位。勿論、脇を固める江本明、風吹ジュン、小林薫等の演技力は安定ではあるが、かといってそれ程の情感の訴えは響かなかったのは、自分の心が荒んでいるせいか?(苦笑)
決して悪いストーリー展開ではないのだろうが、何となくそのディテールの詰め方がリアリティに詰めがちなのに、でも、ユルい演出にチグハグさを感じた作品であった。勿体ないのである。
結論:アルコール中毒患者が迷惑かけながら立ち直る話という単純な話です
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