「わたしはわたし」ダイ・ビューティフル ちな姉さんの映画レビュー(感想・評価)
わたしはわたし
TIFF2016コンペティション部門で観て、わたしも最高評価で1票を投じ、結果、観客賞と主演男優賞を獲得した、『ダイ・ビューティフル』。初めてのシネマカリテで、二度目の鑑賞を楽しみました。レイトショーでしたが、水曜日は映画ファンサービスデーで1,000円なこともあり、ほぼ満席でした。
やっぱりいい映画でした。
女性として生まれて女性として生きるのだって、自分らしさを貫こうとすれば、生きていくのは大変。まして、トランスジェンダーのトリシャなら尚更です。
でも凛々しく、愛情深く、生き抜いたその生き様は、素直に応援したくなるし、その死をまるで友達が亡くなったかのように悲しく思います。
お話は、時間が行ったり来たり飛びまくるんですが、ぱっと見では設定年齢がわかりづらいにもかかわらず、不思議と1回目のときもすんなり理解できました。
「わたしはトリシャよ!」
と、彼女が父親に向かって宣言したように、わたしも自分を貫いて生きていこうという勇気をもらいました。
コメントする