レミニセンティアのレビュー・感想・評価
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素晴らしいです
自主でこれだけのクオリティが!
とすごく刺激を受けました。
ロシアで撮影するというとチャレンジに聞こえるけど、井上監督にはそれは成り行き、不自然なことではなかったということをトークイベントで聴き、そこへも興味が惹かれました。
芸術を敬う国民性に羨ましさを感じます。
すごく美しく、言いようのない胸苦しさ、忘れられません。
やはり地元新潟でも上映したい。
夢の自主製作映画のシネコン上映
ユーロスペースのレイトでやっていた作品がシネコンでかかるという事で観て来ました。少人数で作られたと思えないぐらい高いクオリティに驚き、シネコン上映は納得の内容でした。このようなマイナーな作品を大手のシネコンが上映する事で夢があるなあと感じました。個人的にはもう少しアートよりの方が良いと思いましたがそうなるとシネコンは難しいんだろうなあと裏事情を考えながら観てしまいました。上映後は監督とヒロインの子が出て来て、2人で丁寧に挨拶されていました。
ある意味ミニシアターとシネコンの良い所を取った作品で逆を言えばどっちつかずとも取れます。しかし、ミニシアターの上映もなかなかできる事ではないのにシネコン上映までしてしまいしかも個人で全てやっているという信じられない出来事で、その瞬間に立ち会ったという充実した気持ちで劇場を後にしました。
今後もこのような作品が出て来れば、日本映画ももっと面白くなると思います。
最悪な90分
予告編を観て興味を持った主人に連れられて遠路はるばる観に行って、グッタリして帰って来た映画。
ロシア映画的なものを志しているそうだったが、舞台がロシアなだけで必然性は感じなかった。
監督とプロデューサー(嫁)の間の子供を準主役に持って来ているが、ロシア人の中に明らかに浮いている日本人顔の幼女の存在意義が喋れない設定というだけでは全く成立していない。
少しでも出演者へのギャラを削減したかったのか、可愛い娘をこの映画への出演を経歴に役者にしたい目論見があるのか。
とにかくこの子が主人公の娘であるという設定から既に違和感しか無く、訳が分からないまま突き進んでいく物語になんとかしがみ付きながら観る感じ。
室内の収録での録音に環境ノイズが酷く、カメラが切り替わる度に鳴ったり消えたりするノイズが気になって物語に集中できない。
他の方のレビューだとこれがロシア映画的な演出?なのかどうか知らないが不快感を与える違和感を「味」として観客に押し付けるのは無理。
予告編にも意味有りげに登場する万華鏡のようなCGも、毎回同じ耳障りな大き過ぎる音量のSEと共に何度も出てきてウンザリする。後半は出てくる度に耳を塞いでいた。
そしてまさかの夢オチ!
最悪です。
ここからは作品についてではないですが、
上映後疲れ果ててさっさと帰ろうと思っているところに監督夫婦が入って来て「お急ぎの方はどうぞご退出下さい」とは言うものの出られる雰囲気でない中で一方的に切々と熱い想いを監督の日本語→嫁のロシア語通訳の順で延々語られ、私費を相当投じたのでお金が無いですカンパよろしく的な事を言い、最後に質疑応答の時間まで設けるウンザリの上塗り…。
B級SF映画等であれば「酷いねこりゃ」と笑い飛ばしながらも観られるが、そういう逃げ場もなく本当に最悪な体験でした。
予告編に完全に騙されました。
知的なサスペンスでした。
友人に連れられ鑑賞。ロシア映画好きなので観に行った。最初の導入は意味が分からなかったが、話が進むにつれてあの意味は、あの意味はと考えるように観ると面白かった。意味が分からない所もあったが、たぶん何かあるんだろうなと思う伏線が多々あり。何回か観ると分かると思う。もしDVDが出ればもう一度観てみよう。あと、ヒロインの子が可愛かった。親子だが全然似ていないなあと思っていたが、パンフレットにいろいろと意味が書いてあり、意図的にあの親子の設定になっているよう、年齢差があるのも納得。あとロシアの役者も魅力的。映画を作るためにロシアまで行ったのかと思うと行動力に脱帽。日本人でも本格的な洋画ができるんだと感心した。ロシアSFという触れ込みだが不思議な話のサスペンスという感じでした。ロシア(特にソ連)好き、マニアな映画好きにはおすすめ。あまり映画を観ない人は意図を読み取るのは難しいかも。
ロシアへの愛は伝わった
記憶に関する特殊能力を持った主人公と、彼のもとにやってくる人たちとの間で交わされる会話が続く。物語は淡々と進む。
カットの変わり目などに、ひたすらロシアの街の風景をたくさん映していたり、キリル文字にこだわってる感があって、監督は「ロシア映画」はもちろん、ロシアの風景、空気、文字、人、とにかくロシア好きなんだなぁと感じた。
ストーリー上のオチを最後にガクッと落とすのではなくて、何段かに分散してしまっていて中途半端感が否めないこと、主人公の子供役の監督実娘は明らかに東洋人で主人公との年齢差もあり、主人公の娘というには無理がありすぎること(せめて孫ってことにすべきでは?)、編集つなぎをワザと雑にして昔のロシア映画っぽくした演出がワザとらしくて嫌気にしかなってないこと、あと変で無意味なCGや音楽が雰囲気を押し付けててだいぶ残念になってる。
編集を丁寧にやったら、まだもっと面白くなる気がしました。
ちゃんとした配給元が決まるといいですね
ロシアで自主制作という意気込みは凄いが、
話がちょっと漠然としすぎており、解釈の幅が広すぎる。
ちょっと鑑賞者を突き放し気味なのは、主人公と鑑賞者を同じような心境に引きずり込もうとする確信犯か!?!?
に、しても霧がかった映像は、劇場の空気を重苦しくし、眠気を誘う...
(単に館内暖房のせいかもしれ無いけど)
夢うつつのまま、鑑賞してしまう事になるので、本当に夢なのか映画の中なのか!?の絶妙な間を彷徨う...
監督の妻がプロデューサー
娘が主演という
家族総出の大ギャンブル!!
ミニシアターにもかかわらず、1/3ぐらいの客がロシア人!!
都内のロシアンネットワークの結束強いんだなあ..とちょっと感心&興味を持った。
特殊能力
動きが少なく説明台詞が多く、挿し絵の多い小説か紙芝居をみている様な感じがするつくり。
ドキュメントのインタビューかと思わせる様な始まりかたで、けっこう前半から違和感がある場面が散りばめられているが、動きが少なくかなりまったり。
中盤過ぎから畳み掛けるように話が展開し盛り上りと混乱をみせて行く。
悪くはないけど想像を超えるオチではなく、又、みせ方に衝撃を受ける程の落差がなかったのが残念であと一歩というところかな。
それと…あらすじに内容書き過ぎじゃないか?
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