君の膵臓をたべたい(2017)のレビュー・感想・評価
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こんなにハマったのはセカチュー以来
病弱だけど可愛い女の子が健気に頑張り続ける、
そんな悲しいストーリーに嵌まりやすい人には最適な映画です。
(まさに私の事です。笑)
なんと言っても桜良の健気さが可愛く 儚い。
それを透明感溢れる笑顔と声で浜辺美波さんが演じて、最高に可愛いです。
もちろん北村匠海さんの“僕”も嵌まり役だったし、
大友花恋さんの“恭子”も高校生の女友達ってこんな感じなんだろうなぁ。って自然に思わせてくれるし。
また、小栗旬さんの抑えた演技が、すごい役者さんなんだろうなぁ。と、思わせてくれます。
他の役者さんも絶妙でした。
でも、唯一残念だったのが、
やっぱり12年後のストーリーは要らなかったかなぁ?
原作と映画は別物とは言っても、
お墓で “僕” が “恭子” に投げ掛ける、
『桜良が待ってる。』と言う “僕” の最後のセリフ、
北村匠海さんに言って欲しかったなぁ。
タイトルなし
アニメ版を観ていたから話の筋は分かっていた。それでも泣いて泣いて酸欠気味。
少し残念だったのは僕と恭子と友達に成るタイミング。いくらなんでも遅過ぎなんじゃないかな。桜良との触れ合いで自分の殻を破る事ができた僕が素敵だったのに12年後って…
でも花嫁姿の恭子が桜良のイヤリングをしているシーンは良かった。
美少女が死んじゃう青春映画
こんな言い方したら元も子もないが、ひとつの確立したジャンルなんだと思う。その中でも本作は傑作と言えよう。ただし、有る程度仕方ない面で作品の評価がどうしても若干下がってしまう。
より幅広い層に感情移入させるために原作にない大人パートを追加して交錯させる手法は、セカチューでもそうだったが、学生パートと大人パートで役者がどうしても似ない。小栗旬は流石で北村匠海に巧く寄せていたが、それ以外は全然寄せられていない。
日本は、役者の層が薄く事務所の力関係も強いため、配役の選択肢が狭いのだ。この手の問題は何十年も前から日本映画界の解決しない弱点となっている。
あと個人的に気になったのが、スイパラだ。食べ放題の店で時間制限があるのに店内を待ち合わせに使うのは違和感しかない。他の場所じゃダメだったのか。
若者に認められるという事
個人評価:3.0
とっても近代の邦画らしい作品。
今の若者達が映画という作品に何を求め、何を求めないか。本作を人生ベスト邦画にあげる若者達の映画の見方がよくわかる作品だ。
邦画映画という日本の文化がますます変わり、衰退に向かう。若者をターゲットにした作品にしか予算がつかない現実。そしてその層が日本の映画館を支えている。負のスパイラルは止めようがない。
ただ決して本作が悪い作品であるとは思わない。浜辺美波という女優を、いかに可愛く撮るかに長けた作品ではあるし、こういった作品で映画館が潤い、若者の映画離れを防いでいるとも思う。
本作の監督、または役者が次に何を作り出すかだと感じる。
切なく透明感のある作品
浜辺美波さんが、不治の病に冒された女子高校生の切なく揺れる心情を丁寧に演じていました。
北村匠海さんが、物静かな物言いと穏やかな物腰で春樹を熱演されており、咲良と交流を深めていくうち、徐々に周囲の友人達に心を開いていく姿に好感が持てました。
「共病文庫」に書き留められた咲良の心情。これ程までに心に寄り添い本音で語り合えた春樹の存在は、咲良にとって誰よりも心強い存在だったのかも知れません。
残された娘の人生を、思うままに青春を謳歌させてあげようとした母親の涙が印象に残りました。
日テレを録画にて鑑賞
ずっと気になって
いたが公開時に見ることができなかった。
小説版、アニメーション版、実写版が出るのだから楽しいんだろうなとは思っていたがやっと観れた
感動しました。
ストーリーももちろん良かったが、
演技がとっても良かった。
特に北村匠海の高校生役がはまって感情移入がしやすかった。
後半になるとタイトルの意味が分かる構成になってます。
4字に略せるタイトルは潮流です
さくらははるきが、ひとりで生きていることを、称賛している。
さくらは、周りに友達や家族がいて、わいわいやらなければ生きられない。
だから、はるきのような生き方がすごい。と見ている。
が、現実的には、はるきの生き方は、最も楽な生き方だと思う。
それがティーンでも、壮年でも、はるきのような生き方が、いちばん楽だ。
むしろはるきは、現代人のモデルと言っていい。こんにちの社会では、多くの人間が人とかかわりをもたず、はるきのように生きている。
現実では、その単なる個人主義を、独立独歩とか孤高とか──のような好意的解釈は、しない。
それがこの物語の仕掛けであると思う。悪く言えばカラクリである。
なぜなら、うだつのあがらない暗い男が、たいした必然性もなく、ある日を境に、とつじょ美少女に絡まれることが、かれの個人主義に因由しているからだ。
それは男子にとって、この上ない僥倖である──にもかかわらず、好ましい悲劇におさめるために、かれは、その僥倖に、ぜったいに浮かれない冷静を持ち続けなくてはならないのである。
そのようにツンがぜったいにデレにならない男子が、若年層男女の需要を満たすのであれば、このキャラクタライズはカラクリである。
男子と女子、双方の理想に基づいたカラクリ──なのである。
もともと死ぬ映画なので、お涙頂戴になってしまう線形を、いかに非線形に料理するかに、焦点があったと思う。
それをかんがみると、この物語は、すこしも悪くない。変節はないにせよ、ティーン需要を過不足なく満たしている。と思う。
でも個人的には、まだ甘すぎた。
がんらいわたしはこの映画がターゲットしている層ではない──こともあるが、甘酸っぱい、とまでいかず酸味を欠いた。
が、それは、ややヒネくれた、涙腺刺激系にたいする嫌バイアスを持っている個人的感慨であって、世間の高評価はわかる。
ただ、この映画は海外でもI WANT TO EAT YOUR PANCREASとして、実写もアニメも、相当高く評価されている。rottenもimdbも予想をはるかに上回っていた。とりわけアニメ版の評価は高すぎるほどに感じた。
批評家のレビューでも、お涙頂戴=センチメンタルポルノの語さえ殆ど見なかった。
その理由は、外国人の日本モノにたいする+αもある、とは思うが、きみすいには、ひとつ、ぜったいの普遍がある。
それは、これから死ぬという人間が、交わりたい人として、その死を「あ、そう」と、捉えてくれる人を、誰よりも必要としている──という普遍である。
何度見ても泣ける
不器用な僕と自由奔放なさくらが少しずつお互いを信頼していく姿に心が打たれます。
なんと言っても最後のシーンは予想を遥かに上回り涙が止まりませんでした。
映画館で見ても、サブスクで見ても、地上波で見ても何度見ても泣けてしまう作品です。
結論ありきで見ることで素直に見れて良かった
最初に結論がわかっていたから推測することをしないで、その時その時のキャストの感情を受け止めて見ることができました。
本当に強い女の子だなって涙した。めちゃくちゃ泣いた。その子に憧れを抱いた男の子を実は自分に無いものを持っていてそれが羨ましいって書いた女の子にくそ泣いた。
もうなにがいいって誰も自分の為じゃなく誰かのために感情が描かれてるのがいい、親友の性格の悪さもその子を思って空回りしてるだけだし。
とにかく、最高に良かった。この映画に今さらたどり着いたのも俺の運命ではなくさだめなのかな?今だからこれだけすっと心に染み渡るのかな?笑
待望の実写版視聴。浜辺美波と北村匠海が初々しい。実写版特有の現代パ...
待望の実写版視聴。浜辺美波と北村匠海が初々しい。実写版特有の現代パートもよく考えられてる。星の王子様や名前の件等、原作もかなり深く考えられたストーリーのようですね。
しかしねえ〜、題名や最期、どうしても狙ってる感が拭えない。素直な心の若い時に見たかった。
若者よ!見よ!そして泣け!
キャッチーなタイトル
ちょっと残酷な脚本。
桜良には北海道旅行をさせてあげたかったな。
きっと「僕」は、この経験を胸に素敵な教師になることでしょう。
「君の膵臓をたべたい」とてもキャッチーなタイトルですね。ヒットした要因のひとつかもしれません。
桜良への返信
遅咲きの桜をキミと一緒に見たかった
不意の別れから何度でも思う
思い出す..じゃないんだ
まだ、キミはボクの日常に毎日こんなにも
息付いているのだから
明るくて無茶振りも何故か許せた
どんな時でも笑顔が眩しかったよ
今度彼の世で逢ったら、キミの名前を
真っ先に呼ぶから、どうか気長に待っていて欲しい
「桜良、
また会えたね!
最後の宝物、恭子さんに渡せたよ」
余命1年から生きることを学ぶ
余命1年が宣告されている中、クラスの人気者のさくらは、病気とは感じさせないようにいつもと同じように明るく振る舞う。
地味な主人公からの小さな憧れであり、病にもかかわらず、普通に振る舞えることを疑問に思っていたが、実はそうではなかった。
死に対して1人で恐怖を持っており、ひそかに涙の流す時もあったと、共病日記には記されていた。
共病日記を残すこと、自分自身と向き合うことができる主人公といられる時間がさくらにとって生きる支えになっていたのだなと感じた。
宝探しの手紙にも、自分と常に向き合える強い主人公が憧れであったこと、もっと周りとも心を通わせて一生懸命生きて欲しいと書いてあった。
その言葉は主人公に一生刻まれ、膵臓は食べていないがこの先の人生で主人公の記憶に残り続けるのだと感じた。
この作品を見て、1日の価値は誰にとっても同じものであり、主人公のように自分自身と向き合える強さ、芯を持つことが大切だと感じた。またそれと同時に、さくらのように人と心を通わすことの充実感も感じた。
最後に、臆病で葬式に来ないこと、いつか共病文庫を取りに来ること、全て桜に見透かされてて笑えた。
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