君の膵臓をたべたい(2017)のレビュー・感想・評価
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「アオハライド」同様に、薄っぺら〜い青春ラブストーリー。(脚本家同...
「アオハライド」同様に、薄っぺら〜い青春ラブストーリー。(脚本家同じだった)
完全に、中高生向けな感じがしました。
九州に旅行行くところも、2人共よくそんなお金あったよね。ホテルも高級そうなところだったし。(桜良の家は金持ちそうだったけど)
最後の図書室での本の整理も都合よく結婚式に見つかるな〜って冷めた感じで観てました。
原作本は、本屋大賞2位で、累計発行部数200万部超えってあったんで、ほんのちょっと期待してたのに。。
原作本は、手元にありますが、読まないことにします。
(NHK朝ドラの「わろてんか」と同じ脚本家だった・・・。そりゃおもしろくないわ」
『君の膵臓をたべたい』
評判違わぬ好編だった。
青春/恋愛モノでもこういう作品は好き。
こういうの見ちゃうと、アホ設定の少女コミック実写化ってホント何々だろうと思う。
とある高校の図書館の取り壊しが決まり、若い男性教師が蔵書の整理を任される事に。そんな彼が思い出す、高校時代の“君”…。
他人に興味が無いクラス一地味な“僕”はある日、クラスの人気者女子・桜良の秘密を知ってしまう。彼女は膵臓の病気で、余命後僅か…。
難病、純愛、高校時代の過去パートと大人の現在パートが交錯する展開も、『セカチュー』まんま。
とてもとても余命後僅かとは思えないほど、明るく前向き、元気な彼女。
クラス一の根暗男子とクラスの人気者女子が“仲良し”に。
いや、正確に言うと、無理矢理“仲良しくん”にさせられた。
彼女の死ぬまでにしたい事リストの手伝いをさせられ、一緒に旅行、同じ部屋にも泊まる。
ありえねー!…でも、
フレッシュな若手の好演、瑞々しいタッチ、そして一際インパクトあるこのタイトルの意味に、胸打たれた。
まずは、キャスティング。
もう、浜辺美波の魅力にKO!
「宝探しだよ」…と、図書館の柱に頭をもたれるあのワンカットは反則レベルの可愛さ!
一見純真で清純だが、これがなかなかの小悪魔ちゃん!
ドライな“僕”に対し、かなり積極的。
天真爛漫、自由奔放な性格で、“僕”を振り回す。
勿論その明るさの本心は、死の怖さへのオブラート。
“真実と挑戦”も“僕”の本心を言わせようとしてるだけじゃなく、それは彼女自分自身にも。
時々の弱さ、脆さがまたたまらなくキュンとさせる。
それにしてもこの娘、志田未来に似てるよね~。
彼女が“動”“明”なら、北村匠海は“静”“暗”の受け身の好演。
なるほど、こりゃ二人共、一躍脚光を浴びるわな。
大人になった“僕”の小栗旬も抑えた助演。
彼がラストである人に言う「僕と友達になって下さい」がジ~ンときたね。
それから、ナイスな“ガムくん”。「ガム、いる?」が、まさか最後アノ人だったとは…!(笑)
人と関わらない事で自分の領域を守ってきた“僕”。
そんな“僕”の領域に、ズケズケと入り、荒らしまくる桜良。
正直、ウザい。面倒臭い。疲れる。
でも勿論気になり始め、“僕”の中で彼女の存在が次第に大きくなってくる。
かと言って、これからちょっと付き合ってみる訳でも恋人同士になる訳でもない。
何でこんな“僕”と仲良しに…?
お互い、仄かな気持ちはあったのは紛れもない。
だけどそれは、単純に“恋”とかじゃない気がする。
“大切な人”。
桜良の友達の恭子にとってもそうだ。桜良が大好き過ぎて、最近桜良と仲良しの“僕”が嫌い。凄い怖い顔で睨み、キッツイ事も言う。まるで恋人を取られたかのよう。
中学時代、友達が居なかった恭子。
そんな自分と仲良しになってくれた桜良。
恭子にとっても“僕”にとっても、同じなのだ。
自分を変えてくれた欠けがのない、大切な人。
その出会いを、偶然や運命と言うのは容易い。
でも、偶然や運命なんてのは無い。
全て、自分が彼女が選択した意志。
一期一会の出会いも何もかも、自分の意志。
言うなれば、偶然や運命なんてのも、自分が選んだ事。
劇中のこの台詞が良かった。
自分で選んだ出会い、人生。
だからこそ、その一日一日を、瞬間を、大事に大切に生きたい。
人間、いつかは死ぬ。
寿命を全うするか、重い病にかかって早すぎる命を散らすか、それともある日突然不条理に終わる事も。
彼女は死ぬ。病死による死別だと思ってた。と言うより、その方がまだ良かったかもしれない。
幾ら序盤で気にも留めなかったくらいの伏線あったとは言え、この彼女の死は…、あまりにも酷すぎる。悲しすぎる。
彼女の為に、“僕”は何か出来たのか。してあげられたのか。変われたのか。…
“僕”が桜良へ送ろうとしたメール。
桜良が恭子や“僕”へ残した手紙。
それらに、一心に込められている。
本作のような青春/恋愛モノに興味が無い人、嫌いな人、見ようともしない人たちは、ただこのタイトルを茶化すだけだろう。すでに茶化されてもいるし。
どんな意味が、想いが、込められているかーーー。
『君の膵臓をたべたい』。
ありふれた言葉じゃない、この意味、想い。
思い出す度に、悲しく、温かく、幸せに、胸が熱くなる。
今更ながら、下書きに残っていたので投稿します。 ◎高校時代のキャス...
今更ながら、下書きに残っていたので投稿します。
◎高校時代のキャストと大人時代のキャストの似た雰囲気がとてもよく出ていた。恭子と、ガムをくれる男の子は特に同一人物なんじゃないかというレベル。
北村匠海くんと小栗旬さんは、個別のお芝居は本当に素晴らしいが、ビジュアルはさほど似ていない気がする。彫りの深さとか目元の濃さとか、結構かけ離れている。でも声質や話し方、佇まいはそっくりだと思った。すごい。
◎原作の小説を読んで「涙は出たけどそこそこありふれたストーリーだし新鮮さは感じない」と思った。
映画でもそれは変わらなかった。
だが原作と異なるいくつかの点
・大人になった登場人物たちと高校時代を対比して描いている
・桜良が春樹の気を引こうと蔵書の分類番号をめちゃくちゃにして「その方が宝探しみたいで良いでしょ」
・桜良の遺書が共病文庫の最後に付け加えられる形ではなく、手紙になっている
・桜良が特別な日につけていた「桜の形のイヤリング」の存在
これらは良い役割を果たしていたと思う。
◎劇伴音楽の美しさと光を多く取り入れた淡い色味の映像は、原作の儚く美しい雰囲気がよく出ていたと思う。
◎ミスチルの主題歌「himawari」
楽曲自体は大変素晴らしいが映画の世界観に合っているかというと微妙なところ。サビの「暗がりで咲いてるひまわり 嵐が去った後のひだまり そんな君に僕は恋してた」という歌詞も、まぁわからなくはない。桜良はひまわりみたいな笑顔だったし、まっすぐ力強く生きようとしていた様子はたしかにひまわりの花を連想させる。だが、ポスターやメインビジュアルも桜の花、劇中で重要な役割を果たすイヤリングも桜の花、そしてヒロインの名前は「桜良」
…そこはひまわりじゃなくて桜でしょ!と思った。
◎まとめ
原作を読んだとき「うーん、まぁ良かったけどね」と思いました。映画も「うーん、まぁ良かったけどね」という感じ。まぁどちらも泣きましたよ。とくに映画はメイクが崩れるくらいには泣きました。でも「泣いた=いい映画」だとは思っていないので、手放しに「泣けた〜良かった😭💕」とSNSに投稿することはできない感じです。
個人的には、恋人と観てしっとりと良い感じの雰囲気になるか、1人で観て余韻に浸るか、どちらかがいいな(今回は1人で観ました)。同性の友達グループで観たい映画ではないかなと思いました。中高大学生のデートにはこういう作品がおすすめなのかなと思います。ただ、アイメイクは控えめにして行きましょう ( 笑 )
良いことも悪いことも書きましたが、この映画「好きか嫌いか?」と聞かれたら「好き」と答えると思います。
まだスクリーンで観られる幸せ
昨年7月からの驚異のロングラン。初日に観てはまり、いつか打ち切りになるんだなと思いながらも鑑賞を続け、お台場でまだ観ることの幸せをかみしめています。観ていると生きることの意味を痛感させられます。いつだって人は前向きに生きることができる。観る度に心がキレイになって行く気がします。二人の表情の変化を観ると心が豊かになるのを感じます。やはりこれはテレビモニターではなく、スクリーンで観たいと思います。全国唯一上映してくれているお台場アクアシティさん、ありがとうございます。
思いもよらないラスト
私はもっぱら恋愛映画はあまり見ないタイプの人間ですが、この作品は原作発売当初から気になっていたタイトルなので足を運びました。
涙が出るまでいかないまでも良作品でした。タイトルにもなっている「君の膵臓をたべたい」というセリフは、話の中で二転三転と意味を変え最後にはその言葉に托された想いが分かり涙腺を刺激します。
また、主人公の同級生の男子がかなりいいキャラクターで個人的に好きです笑
鑑賞記録
いわゆる『難病恋愛モノ』はノーサンキューな自分でしたが、職場でにわかに流行の嵐が吹き荒れていたので、話題作りになればと思って観に行きました。
結論から言うと、大変興味深い!と感じた次第。
この話、いわゆる『セカチュー』とか『恋空』と同カテゴリだと思っていたのですが、劇中のイベントやキャラ造形はすごくアニメ的。いや、漫画的。いやいや、これはもはやギャルゲーなのでは?
そんなギャルゲーが世の中の人々を感動の渦に巻き込んでいるなんて、興味深いとは思いませんか。2018年にはアニメ映画化が決まっているらしいけど、それも納得。ていうかよく実写化を先行させたなって感じ。
調べてみれば原作者は同年代の同性とのこと。すごく納得してしまった。きっと彼もハルヒとか君望とかを通過してきたに違いない。それを大衆向けのエンタメに昇華できるなんて、すごいじゃないか。臭いは消せてないけども。
主人公を演じていた北村匠海さん。淡々と抑制したトーンからのクライマックスの感情爆発はお見事。小栗旬も良かったなー。だからと言うべきか、浜辺美波の2.5次元感がすさまじい。ちょっと現実感がないんじゃないか…?まぁ嫌いじゃないんだけどね!
鑑賞翌日にスイパラへ行ったり、道中「真実と挑戦」ゲームを楽しんだりと、鑑賞以降も夫婦で楽しい時間を過ごさせていただきましたので、観て良かったと思います←
今までで1番
最初は小栗旬さんが出演ということと「このタイトルに、きっとあなたは涙する」が気になって観に行きました。
まず普通に1回見てどっぷりとハマってしまいそこからは僕目線、桜良目線、原作を読んでからや漫画やサウンドトラックを購入してと色々な角度から楽しく観れました。
その中で特に良かったのは浜辺美波さんだと思います。
透き通るような声と感動のナレーションは素晴らしいと思いました。
少なからずこの作品を通してファンになった方もいるのではないでしょうか?
気持ち的には星10個くらいな気持ちですが、来年のアニメ版キミスイを楽しみにしつつ早くDVDが出るのを待ちたいと思います。
感動した!
友達のちょっとした話で出てきたこの映画の話題。CMを観てもとても面白そうなので見に行ったらとても感動しました!
ヒロインを演じている浜辺美波さんの声と演技が特に良くてついつい引き込まれ涙がぽろり。
主人公の「僕」が大人になって昔を懐かしみながら語っていくというのも原作とは異なっていてとても良かったです!
主人公に小栗旬さんと北村匠海、ヒロインに浜辺美波さんを使ったのはとても良かったと思います。
売れて当然!!!!!
DVDが早く発売されるといいです!
若手の活躍が光る。
高校時代の″僕″は、ひょんな事から同級生桜良と行動を共にする事になる。桜良は膵臓の病を抱え、残り僅かな命を生きていた。
キャスト良き。桜良は透き通る笑顔と元気さが眩しすぎる!繕っている元気さと、たまにみせる素の表情がまたグッとくる。
そして僕。寡黙で言葉少なで、でも突っ込むところはしっかり。自然体な演技がとても上手くて良し。
高校時代ラストの桜良家でのシーン、もう涙が止まらなかった。僕の「もう泣いても良いですか」やばいです。その前からもう涙が制御出来なかったけども!
1日の価値はみんな一緒なんだよ。心に残る名言です。
君の膵臓をたべたい
自分は原作を読んでから本作を観ましたが本当に素晴らしい作品でした。
まず、キャストが適役ですね。主人公の僕(春樹)を演じられた北村匠海さんは、人と接する事が得意ではなく物静かな印象のこの役に感情を込めてしっかりと演じられていました。素人目で見ても、とても難しい役だったと思います。ヒロインの桜良を演じられた浜辺美波さんは、天真爛漫でいつも明るい桜良をうまく表現されていました。彼女にぴったりな役だなという印象を受けました。
また、原作とは異なる12年後のシーンも秀逸でした。
映画に命の大切さを教えられるとは思ってもいませんでした。こうして今生きていることって当たり前じゃないんですね。誰しも1日は平等にある。
構成が残念かな
原文を読んでいないので映画評価のみで
泣かせる内容なのでどの部分でも泣ける要素あり
泣きたいと思ってみるとたぶん泣けると思う。
残念ながら過去の内容と現在の内容の構成がイマイチかみ合ってないのが残念。
もう少し現在の構成比を上げて、更に絡みが増えればもっと引き込まれたと思う。
現在のキャストが小栗旬と北川景子だけに ここのやり取りが過去と現在を結びつけるキーパーツとしてぜい弱なのが大ヒットできなかった所以のようにも思う。
メチャメチャはまる要素は持っているものの そこを表現できなかったのが残念。
1日の価値はみんな一緒
桜良が僕に向けたこの一言がとても心に残りました。
明日どうなるかなんて誰にもわからない。だから1日を大切に過ごすと彼女から教わった。自分も1日を大事に生きようと思えました。
僕が桜良に送った最後のメール。桜良は見たのでしょうか?家を出て図書館に行き本を返したあと、僕の所へ向かう途中携帯を見て会心の笑みを浮かべるシーンがありました。あの場面僕が返信したメールは、
【君の膵臓をたべたい】
この一件のみ。ということはあの笑顔はメールを見たという意味なのでしょうか?そうであって欲しい。そう考えた時涙が溢れ出しました。
この映画、11回見に行きました。切なくて居なくなって欲しくなくて。最高の映画に出会えました。ありがとう
複雑な気持ち
時間潰しで観に行きましたが、純粋に感動しました。
主演があまり他の作品に出ていない方なのもまた良かったです(出ているのならごめんなさい)
序盤に張った伏線を終盤に回収された時の呆気なさ、心にポッカリ穴が空いてしまったような感じ、"僕"と同じような気持ちになれて、悲しくも嬉しい複雑な気持ちになりました。
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