君の膵臓をたべたい(2017)のレビュー・感想・評価
全841件中、281~300件目を表示
心に残るいい作品。
どんなに自分に自信がなくたって、ほんとうは誰かの支えになることはできる。人と人が関わることで生まれるもの、人と人の関わりの大切さを教えてくれる作品に出会えた。
たたみかけるようなラストに滝のような涙が流れた。映画館で見ている人、ほんとんどがすすり泣いていた。原作者はいったいどんな人なのだろうと気になった。
最後、大好きなミスチルが流れて、追加号泣 笑 あれはずるい笑
主人公の僕は心を閉ざし、まわりと関わろうとしない高校生。ある日、病院の待合室で、クラスの人気者の女の子・山内桜良の落し物の手帳を拾い、彼女が膵臓の病気で余命わずかだということを知る。
自分の死が近いというのに、彼女はいつも明るく前向きで、まわりの人の幸せを考えている。そんな彼女がなぜかネクラな自分に積極的に関わろうとしてくるのだ。
初めは鬱陶しさを感じながらも、彼女の気丈に振る舞う姿を見て、主人公は少しずつ心を開いていく。桜良の親友・恭子との友情。大人になって高校の先生になった僕が、桜良との思い出を追想しながら物語が進んでいく感じが、彼女がそこまで気丈に生きられる理由を少しずつ説明してくれる。君の膵臓を食べたいという表題の意味がわかったとき、きっとほとんどの人は涙を止めることができないだろう。
人の中にある無限の可能性を引き出させてくれる作品なんじゃないかと思う。人と人の出会いに偶然はない。その中で、起きてくる出来事を自分がどうとらえて、どう関わっていくかが大切なのだと思う。そんなことを気付かせてくれる作品。また、好きな映画が増えた^ - ^
主演の2人の演技も透明感があってとてもよかった。また、2人が出ている作品があったら見て見たいと思った。
やはり期待を超えなかった
闘病物に対する泣かせよう感が嫌いで上映中に映画館でどうしても見る気になれなかった本作。アカデミー賞の優秀作品にノミネートされていたから半信半疑でレンタル鑑賞。
拒否反応したくなる程の泣かせよう感はなかったので及第点ですが、やはりアカデミー賞にノミネートされる程の作品なのかは疑問点が残りました。
良い映画ではありますが、そこまでの深い映画ではありません。
成長後の主人公への違和感と最後の図書館で見つけた、たった一枚の手紙が共病日記を超える物である設定にも違和感を感じます。
等々の理由もあって残念ながら私には若い子向けの映画感がいなめません。
セカチューも苦手だった私にはこの映画も今ひとつです。
日本のアカデミー賞はアメリカと比べ選考作品にはちょいちょい疑問を感じますね。映画会社や○通や○報堂やテレビ局の意向が反映されてる気がしてしかたがありません。
あの○ヶ原や本作が選考されてる段階で本気で名作選んでないですよ。
キネマ旬報賞のがよっぽどちゃんと良い作に選んでるよね。しがらみもないからね。
微妙です
話が微妙過ぎて酷い、予想を無理やり裏切るようなラスト、普通に病気で死ぬ設定でいいのにいきなりの通り魔登場、友達の恭子の結婚相手は主役じゃ無くてガム野郎だったしどういういきさつ?って思うストーリーにガッカリ序盤が良かったのにオチがこれでは感動も何も無い、オマケに大人のガム野郎が何故か似てもいない上地遊助、かなり期待したのに酷すぎる
記憶の底に沈めたものがざわめく
相手の気持ちが自分に向いていることを十分に感じていて、それでも確信を持つことができなくて、或いはどこかで自分ルールに触れ、「恋愛関係になってはいけない」というような理解不能なブレーキが働いて、結果恋人同士になることがなかった・・・みたいな若い頃の青臭い経験があると、この作品はその過去の瘡蓋を引きはがします(笑)。
予告編で聞いた浜辺美波さんの声に少し抵抗があり、上映後の評判も良すぎたので「自分には響かないかなぁ」と思っていましたが、北村匠海さん、浜辺さんともに素晴らしい演技でした(小栗旬さんの抑えた演技も良かった)。
作品の本質的な部分では十分満点に値するのですが、一つだけ・・・
桜良の突然の死は物語的に必然ではあるのでしょうが、その原因に人の悪意(狂気?)が介在する点が受け入れ難かったです。
昨今の小説でも読者(映画では観客)の想像を超えるために、刺激の強い物語の転換を入れがちですが、それがかえって物語の本質を損なう気がします。まあ好みの問題なのですけれども。私はそこがマイナス1でした。
泣けたわ
高校時代のクラスメイト・山内桜良の言葉をきっかけに教師となった“僕”は、教え子の栗山と話すうちに、桜良と過ごした数カ月間の思い出をよみがえらせていく。高校時代の“僕”は、膵臓の病を抱える桜良の秘密の闘病日記を見つけたことをきっかけに、桜良と一緒に過ごすようになる。そして桜良の死から12年後、彼女の親友だった恭子もまた、結婚を目前に控え、桜良と過ごした日々を思い出していた。
結局、桜良は膵臓の病気ではなく通り魔に殺されてしまい、病気を知っていたのは“僕”だけだった。12年越しで桜良から恭子への手紙を発見し、結婚式当日にその遺書を恭子に届ける事となる。更に最後は“僕”に当てた桜良の手紙を発見し、読み進めるうちに彼女の思いを知った“僕”は最後の言葉を知る「君の膵臓が食べたい」。
とっても泣ける作品でした。
ラスト、このタイトルに涙する
って謳ってると思うけど、タイトルの意味には惹かれるものはなかった。
設定はまぁよくある映画で、作品自体は良いと思う。
ただ、膵臓の病気で亡くなるはずが通り魔に刺されて亡くなる←この部分だけが印象に残る。
最初のほうで、主人公の桜良が最近通り魔があって~と、新聞を【僕】に見せていたとこがフラグ過ぎて最大の見所だったんじゃないかと思うと、少し残念…。
もう少し最後まで引っ張ってほしかったなあという感じです。
ただ、浜辺美波可愛いです。
主役には合っていたと思います。
原作が大好きなのですが、それを裏切らない映画でした。 なんと言って...
原作が大好きなのですが、それを裏切らない映画でした。
なんと言っても、浜辺美波の、細かな表情を示す演技が素晴らしかった。
うるうるしちゃいます。また見よう。
自分が10代なら最高傑作
何とか生きていて欲しいと思わせる、徹底的に儚げで素敵な女の子を演じきった浜辺美波さんの演技力は本当にすごいと思いました。
自分が10代なら全てが美しい桜良を好きになって、
感動できる最高傑作だと評価したでしょう。
文句なく泣ける映画ではありますが、おっさんからすると
自己嫌悪に陥るくらい登場人物、特に桜良が美しすぎて共感できない部分はあります。
死が近い事を考えてしまい素直な思いを伝える事には踏切れない、変化球で近づこうとする様は、ただただ辛かったです。
若い女の子が亡くなる映画というのは、それでけで憂鬱になってしい辛い映画ですね。もう少し救いが欲しかったし、醜い部分を出しても良かったかな。良作だとは思います。
「アオハライド」同様に、薄っぺら〜い青春ラブストーリー。(脚本家同...
「アオハライド」同様に、薄っぺら〜い青春ラブストーリー。(脚本家同じだった)
完全に、中高生向けな感じがしました。
九州に旅行行くところも、2人共よくそんなお金あったよね。ホテルも高級そうなところだったし。(桜良の家は金持ちそうだったけど)
最後の図書室での本の整理も都合よく結婚式に見つかるな〜って冷めた感じで観てました。
原作本は、本屋大賞2位で、累計発行部数200万部超えってあったんで、ほんのちょっと期待してたのに。。
原作本は、手元にありますが、読まないことにします。
(NHK朝ドラの「わろてんか」と同じ脚本家だった・・・。そりゃおもしろくないわ」
『君の膵臓をたべたい』
評判違わぬ好編だった。
青春/恋愛モノでもこういう作品は好き。
こういうの見ちゃうと、アホ設定の少女コミック実写化ってホント何々だろうと思う。
とある高校の図書館の取り壊しが決まり、若い男性教師が蔵書の整理を任される事に。そんな彼が思い出す、高校時代の“君”…。
他人に興味が無いクラス一地味な“僕”はある日、クラスの人気者女子・桜良の秘密を知ってしまう。彼女は膵臓の病気で、余命後僅か…。
難病、純愛、高校時代の過去パートと大人の現在パートが交錯する展開も、『セカチュー』まんま。
とてもとても余命後僅かとは思えないほど、明るく前向き、元気な彼女。
クラス一の根暗男子とクラスの人気者女子が“仲良し”に。
いや、正確に言うと、無理矢理“仲良しくん”にさせられた。
彼女の死ぬまでにしたい事リストの手伝いをさせられ、一緒に旅行、同じ部屋にも泊まる。
ありえねー!…でも、
フレッシュな若手の好演、瑞々しいタッチ、そして一際インパクトあるこのタイトルの意味に、胸打たれた。
まずは、キャスティング。
もう、浜辺美波の魅力にKO!
「宝探しだよ」…と、図書館の柱に頭をもたれるあのワンカットは反則レベルの可愛さ!
一見純真で清純だが、これがなかなかの小悪魔ちゃん!
ドライな“僕”に対し、かなり積極的。
天真爛漫、自由奔放な性格で、“僕”を振り回す。
勿論その明るさの本心は、死の怖さへのオブラート。
“真実と挑戦”も“僕”の本心を言わせようとしてるだけじゃなく、それは彼女自分自身にも。
時々の弱さ、脆さがまたたまらなくキュンとさせる。
それにしてもこの娘、志田未来に似てるよね~。
彼女が“動”“明”なら、北村匠海は“静”“暗”の受け身の好演。
なるほど、こりゃ二人共、一躍脚光を浴びるわな。
大人になった“僕”の小栗旬も抑えた助演。
彼がラストである人に言う「僕と友達になって下さい」がジ~ンときたね。
それから、ナイスな“ガムくん”。「ガム、いる?」が、まさか最後アノ人だったとは…!(笑)
人と関わらない事で自分の領域を守ってきた“僕”。
そんな“僕”の領域に、ズケズケと入り、荒らしまくる桜良。
正直、ウザい。面倒臭い。疲れる。
でも勿論気になり始め、“僕”の中で彼女の存在が次第に大きくなってくる。
かと言って、これからちょっと付き合ってみる訳でも恋人同士になる訳でもない。
何でこんな“僕”と仲良しに…?
お互い、仄かな気持ちはあったのは紛れもない。
だけどそれは、単純に“恋”とかじゃない気がする。
“大切な人”。
桜良の友達の恭子にとってもそうだ。桜良が大好き過ぎて、最近桜良と仲良しの“僕”が嫌い。凄い怖い顔で睨み、キッツイ事も言う。まるで恋人を取られたかのよう。
中学時代、友達が居なかった恭子。
そんな自分と仲良しになってくれた桜良。
恭子にとっても“僕”にとっても、同じなのだ。
自分を変えてくれた欠けがのない、大切な人。
その出会いを、偶然や運命と言うのは容易い。
でも、偶然や運命なんてのは無い。
全て、自分が彼女が選択した意志。
一期一会の出会いも何もかも、自分の意志。
言うなれば、偶然や運命なんてのも、自分が選んだ事。
劇中のこの台詞が良かった。
自分で選んだ出会い、人生。
だからこそ、その一日一日を、瞬間を、大事に大切に生きたい。
人間、いつかは死ぬ。
寿命を全うするか、重い病にかかって早すぎる命を散らすか、それともある日突然不条理に終わる事も。
彼女は死ぬ。病死による死別だと思ってた。と言うより、その方がまだ良かったかもしれない。
幾ら序盤で気にも留めなかったくらいの伏線あったとは言え、この彼女の死は…、あまりにも酷すぎる。悲しすぎる。
彼女の為に、“僕”は何か出来たのか。してあげられたのか。変われたのか。…
“僕”が桜良へ送ろうとしたメール。
桜良が恭子や“僕”へ残した手紙。
それらに、一心に込められている。
本作のような青春/恋愛モノに興味が無い人、嫌いな人、見ようともしない人たちは、ただこのタイトルを茶化すだけだろう。すでに茶化されてもいるし。
どんな意味が、想いが、込められているかーーー。
『君の膵臓をたべたい』。
ありふれた言葉じゃない、この意味、想い。
思い出す度に、悲しく、温かく、幸せに、胸が熱くなる。
今更ながら、下書きに残っていたので投稿します。 ◎高校時代のキャス...
今更ながら、下書きに残っていたので投稿します。
◎高校時代のキャストと大人時代のキャストの似た雰囲気がとてもよく出ていた。恭子と、ガムをくれる男の子は特に同一人物なんじゃないかというレベル。
北村匠海くんと小栗旬さんは、個別のお芝居は本当に素晴らしいが、ビジュアルはさほど似ていない気がする。彫りの深さとか目元の濃さとか、結構かけ離れている。でも声質や話し方、佇まいはそっくりだと思った。すごい。
◎原作の小説を読んで「涙は出たけどそこそこありふれたストーリーだし新鮮さは感じない」と思った。
映画でもそれは変わらなかった。
だが原作と異なるいくつかの点
・大人になった登場人物たちと高校時代を対比して描いている
・桜良が春樹の気を引こうと蔵書の分類番号をめちゃくちゃにして「その方が宝探しみたいで良いでしょ」
・桜良の遺書が共病文庫の最後に付け加えられる形ではなく、手紙になっている
・桜良が特別な日につけていた「桜の形のイヤリング」の存在
これらは良い役割を果たしていたと思う。
◎劇伴音楽の美しさと光を多く取り入れた淡い色味の映像は、原作の儚く美しい雰囲気がよく出ていたと思う。
◎ミスチルの主題歌「himawari」
楽曲自体は大変素晴らしいが映画の世界観に合っているかというと微妙なところ。サビの「暗がりで咲いてるひまわり 嵐が去った後のひだまり そんな君に僕は恋してた」という歌詞も、まぁわからなくはない。桜良はひまわりみたいな笑顔だったし、まっすぐ力強く生きようとしていた様子はたしかにひまわりの花を連想させる。だが、ポスターやメインビジュアルも桜の花、劇中で重要な役割を果たすイヤリングも桜の花、そしてヒロインの名前は「桜良」
…そこはひまわりじゃなくて桜でしょ!と思った。
◎まとめ
原作を読んだとき「うーん、まぁ良かったけどね」と思いました。映画も「うーん、まぁ良かったけどね」という感じ。まぁどちらも泣きましたよ。とくに映画はメイクが崩れるくらいには泣きました。でも「泣いた=いい映画」だとは思っていないので、手放しに「泣けた〜良かった😭💕」とSNSに投稿することはできない感じです。
個人的には、恋人と観てしっとりと良い感じの雰囲気になるか、1人で観て余韻に浸るか、どちらかがいいな(今回は1人で観ました)。同性の友達グループで観たい映画ではないかなと思いました。中高大学生のデートにはこういう作品がおすすめなのかなと思います。ただ、アイメイクは控えめにして行きましょう ( 笑 )
良いことも悪いことも書きましたが、この映画「好きか嫌いか?」と聞かれたら「好き」と答えると思います。
全841件中、281~300件目を表示