「見て初めてわかるタイトルの意味」君の膵臓をたべたい(2017) よしこさんの映画レビュー(感想・評価)
見て初めてわかるタイトルの意味
最初はタイトルに惹かれ、なんだこのタイトルと思いながら宣伝を見ると出てる人は豪華だし、なにやら泣けるとの情報を得たので見ました。
最初の君の膵臓を食べたいは、自分の病気の部分と同じ人や動物の部分食べるとその病気が治ると言う昔からの言い伝えの意味で登場しました。
半ばになると、私が死んだら、私の膵臓を君が食べてもいいよ。人に食べてもらうとね、魂がその人の中で生き続けるんだってと言う彼女。
人の心の中で生き続けたい、そんな意味が込められた君の膵臓を食べたいでした。
お互いに好きだったんですね。
彼女の家で母親から見せてもらった共病文庫。
お門違いかもしれないけど、もう泣いていいですかと言いながら泣いた彼を見て涙が止まりませんでした。
共病文庫が思ったよりも、短かったのはびっくりしました。
わざと彼と仲良くなるためにたくさん近づいていた彼女。
君になりたかった憧れていたと。
宝探しと言って見つけた本の中の遺書を読んだ恭子の泣いた姿にも泣きました。
上地雄輔さんがあの頃の友達なんじゃないかなとは、花屋で2人がいるときに、あれ?返事こないなぁ?と言ってるところで気づきましたが、恭子さんは男を見る目がありましたね。
最初見たときは、彼女役の子の声が苦手ですごく気にかかってましたが見終わる頃にはその子のキレイさと表情の演技の上手さに気づいて、ラストには声なんて全然気にならなくなりました。
見慣れるものですね。
結局膵臓のせいの前に通り魔に襲われて亡くなってしまいました。
2人が図書室であったときに、新聞記事を見せながら最近通り魔が多いんだってーって頭には残らないような自然なシーンが最後につながるとは思いませんでした。
人はいつか死ぬ。けどそれが余命を告げられた病気だとしても、余命より前に事故にあったり、なんかしらの理由で死ぬこともあると言うことですね。
人はいつ死ぬかわからない。ってゆーメッセージが強く感じました。
見てよかったです。
君の膵臓をを食べたいと思った彼のメール。
彼女は見ることはできていたのでしょうか。
ラストの遺書には、彼女から君の膵臓を食べたいと言われてましたね。
お互いがお互いに相手の中に居たい、相手のことをすごく憧れや、いろんな感情を持って居たのでしょう。
病気であろうがなかろうが1日の価値はみんな一緒。