劇場公開日 2017年7月28日

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「君の膵臓をたべたい。」君の膵臓をたべたい(2017) mg599さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0君の膵臓をたべたい。

2017年8月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

萌える

マンガ原作の映画化の場合、原作至上主義みたいなファンがいて、イメージが違うとか、そんな声ちゃうやろとか、ネガティヴな意見を聞くことが多い。
マンガはすでにビジュアルがあるので、イメージが違うというのもわからないではないが。

それが小説の場合はどうだろうか。
まずなにより違うのは、完結しているものを映画にしていることが多いということだ。したがって、映画もきちんと完結する。
もちろん、小説の場合も原作ファンはいるが、これもありか、としぶしぶながら納得することになる。
その納得のしぐあいが映画の評価に直結する。

本作は原作にほぼ忠実に映画化されている。
大人になった「仲良し」くん(小栗旬)や恭子(北川景子)のエピソードが蛇足に映るかもしれないが、映画の脚色としては、うまくいったほうではないか。

月川翔監督、吉田智子脚本、ともに及第点の仕事であった。

よくよく考えると、そんなことある?と思うようなところもあるが、それはご愛嬌。
僕は原作も映画も好きになれた。

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mg599