「言わない美学」君の膵臓をたべたい(2017) shittakaさんの映画レビュー(感想・評価)
言わない美学
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桜良と「僕」が関わり始めた時は単なるクラスメイト同士だった。
旅行の宿泊では、桜良も明るくからかい、「僕」も軽く流していて、お互いそこまで意識していないように見える。
しかし、桜良の家に招かれた時は、桜良は死ぬまでにしたいことで「好きでもない人と」と予防線を張り、「僕」はムキになり反応する。
気持ちの変化の描写が非常に良かった。
物語の最後まで好きということはなく、いつから好きだったのか、もしくは最後まで好きじゃなかったのかは見ている人次第なとこも面白い。
最後Mr.Childrenの主題歌が「僕」の答えのように物語を象徴的に締めくくっていてよかった。
そして、桜良の屈託のない笑顔からたまに見せる悲しい表情と
いつも落ち着いている「僕」が子供のように泣きじゃくる姿
二人のギャップがとても印象的だった。
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