「演者さんはとても良かった」君の膵臓をたべたい(2017) watterさんの映画レビュー(感想・評価)
演者さんはとても良かった
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原作は読んだうえでの鑑賞。
悪くはない。悪くはないが。
ありきたりな言葉で感想を述べるなら「普通」。
さくらを演じた浜辺さんは原作のイメージ通り過ぎてスゴいなと。
他のキャストの皆さんもそれぞれ違和感なく、見れました。
ただ、映画になったことでどこか1つでも原作を越えたものがあるかと言われれば、浜辺さんの可憐さしか思い付くことがない。
大人になった主人公が過去を振り返るという形は、映画にする以上必要なことだったのかもしれない。ですが、大人になった恭子の結婚式の下りは蛇足だと感じます。
さくらの死から12年という長すぎる時間が経過したあのタイミングでの「友だちになってくれませんか?」はさすがに人間として成長してなさすぎるんじゃ。
君の膵臓をたべたいんじゃなかったのか主人公は。さくらのようになりたいと願った人間と、さくらの親友だった人間とのその後のストーリーとしては、あまりにも繋がりに欠ける話だと感じました。
原作に近いエンディングにはできなかったのだろうか。。
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