「このタイトルに涙します…。」君の膵臓をたべたい(2017) ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
このタイトルに涙します…。
突拍子も無いタイトル。
でも最後には、この言葉が忘れられなくなるはずです!
膵臓の病気で余命いく日も無い高校生の桜良。
彼女が綴る『共病文庫』を見つけたクラスメイトの僕。
死ぬとわかっていながらも、友達を悲しませたく無いからと、誰にも言えないでいた彼女。
笑顔の裏で常に涙を流していた彼女。
そんな悲しい気持ちの彼女を救ってくれた僕の存在。
二人の切ない物語が、私の心を揺さぶりました。
見始めた時は、高校生の元気でまっすぐな発言に、こっ恥ずかしい気持ちで一杯でした。
でも、徐々に二人の本気の気持ちに共感し、気がついたら涙を流している自分に驚きました…。
誰よりも生きたい気持ちがあるのに、その願いは叶わないことが、本当に悲しいです。
彼女の姿に、先日なくなった小林麻央さんの姿が重なりました。
生きたいのに生きられないというのは、本当に辛いことです…。
これからやりたかった沢山のことを、『共病文庫』に綴っていた彼女。
その願いを少しでも叶えるために、他人のことなんて興味のなかった僕が、必死になる姿に感動しました。
そして、彼女の強さも素晴らしいですが、彼女のために自分を変えた僕の心の変化も素晴らしい!
お互いの大好きな気持ちが伝わってきます!
「君の膵臓か食べたい」という言葉は、相手のことが本当に大好きだからこそ発された言葉なのだと、改めて感じました。
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