「こつこつゆっくりと」人生フルーツ ぼっちさんの映画レビュー(感想・評価)
こつこつゆっくりと
約7年前映画祭で鑑賞した。その時、とても感銘を受けたので、テレビで放映されると分かり、2回目の鑑賞。
生活全てにセンスが感じられる。自ら設計したこだわりの詰まった平屋のお家。
手間暇かけた手作りの丁寧な暮らし方。
皇室のような佇まいで、庶民とは位が違う感じがした。
とても真似はできないが、この映画を見て、素敵な映画だと共感してくれる男性と結婚したかったなあ(時すでに遅し)。
出てくるプリンやフルーツたっぷりのケーキ、どれも美味しそう。
修一さんは、戦時中戦闘機の設計をしていた。そして戦後、時代は高度経済成長期。多くの大規模集合住宅の設計に携わったが、完成したものは、自分の理想とはかけ離れた画一的な作りのものだった。そんなつらい経験をした後で、自分の理想を求めて、今の家を建て、スローライフの暮らしにたどりついた。英子さんも大変聡明な方だが、ご苦労もいろいろとあったことでしょう。
二人の死後あの家はどうなったのか気になる。管理が大変そうだし、古い家だから、手放すのも選択肢としてありだと思う。
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