「70‘sの東映映画のような味わいが鮮血に染まる昭和感たっぷりの和製『キル・ビル』」LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門 よねさんの映画レビュー(感想・評価)
70‘sの東映映画のような味わいが鮮血に染まる昭和感たっぷりの和製『キル・ビル』
伊豆沖で船上カジノで火災が発生し、カジノを仕切っていた暴力団鉄竜会の組長が死亡。組の用心棒石川五ェ門は犯人を追うが取り逃してしまったことから組織に疎まれてしまう。一方で混乱したカジノからまんまと大金を奪うことに成功しアジトではしゃいでいたルパン、次元、不二子の元に謎の大男が現れる。それは五ェ門が追う男、“バミューダの亡霊”の異名を持つホーク。公安所属の銭形警部も彼の行方を追っていた。
前作と打って変わって濃厚なのは和のテイスト。70’sという時代設定が前作よりもしっかりと生かされていて昭和感がきっちり映像化されています。前作よりもエゲツなさは増していて、雨の中で覚醒した五ェ門がヤクザを血祭りに上げるシーンに漲る鮮烈なヴァイオレンスが美しいです。
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