「ちょっとグロいルパン三世」LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっとグロいルパン三世
賭博船を襲う“バミューダの亡霊”と呼ばれる怪物ホーク。両手に斧を持ち、巨大な体は何者の攻撃をも受け付けない恐ろしいやつ。鉄竜会のヤクザたちもタジタジになるが、親分から直接雇われた石川五ェ門がホークを取り逃がしたため、他の幹部から責任を取るよう追い詰められる。五ェ門としてもプライドが許さず、修行を積むが、ルパンと次元、不二子はまだ仲間になる前の彼を見守り続ける。
ホークは誰からかの命令でルパン三世を倒しにやってきたのだが、五ェ門との対決がメインとなってしまう。そこへ銭形も参入して、上層部からは手を引けと言われるのにかかわらず、深みにはまっていくのだ。一旦は「眠い」と休んでしまったホークを逮捕するのだが、すぐに脱獄。またしても五ェ門との一騎打ちとなる。
とにかく斬鉄剣がヤクザたちの腕を斬りながら突っ走るシーンだとか、ホークとの対決で二の腕の肉を削がれたりだとか、グロいシーンが多い。また、「百地三太夫の弟子」だとか噂されているほどルパンファミリーからも遠い存在で、この事件がきっかけで仲良くなっていくと思われる。「助太刀したら殺すようなもんだ」というのも聞いたことがあるような…
巨人ホークの容貌はまるでスタン・ハンセン!しかも歯は金属で出来ているのでフレッド・プラッシーをも彷彿してしまう(古っ!)。バミューダの戦争で2千人を殺した伝説もあり、爆撃によって戦死したと思われていたのだが…もしやサイボーグ化されたのか?とも想像できるのですが、斬鉄剣によって斬られた腕には血肉が滴り落ちる断面もあり、ちょっとわからない。死ななかったみたいなので、今後もまた登場しそうです。冒頭のサリファというお嬢ちゃんも意味不明のままですが、クラリスっぽかったなぁ・・・