「コミカルなようで実は戦争の愚かさと鎮魂を訴える深い作品」オン・ザ・ミルキー・ロード ホワイトベアさんの映画レビュー(感想・評価)
コミカルなようで実は戦争の愚かさと鎮魂を訴える深い作品
内戦時代のセルビアと思しき山間の小村が舞台。3つの実話を下敷きにしたお話。激しく撃ち合いが行われている中でも人々は飄々と逞しく生きている。その様の少しコミカルな描写は好感。一方、後段の愛の逃避行は追い掛ける兵士達もしょぼいしちょっとグダグタ感否めませんでしたね。でもラストのシーンは思わず目を見張りました。愚かな内戦に対する抗議と亡くなった人々に対する鎮魂がこの作品の底流に流れていたのだと気付かされました。
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