「スズランの花と雷の音」暗黒女子 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)
スズランの花と雷の音
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ある女子校の文学サークルを舞台に繰り広げられる少女たちの愛憎劇。
圧倒的ヒロイン、学園一のカリスマである白石いつみが死んだ。
学園内ではいつみの在籍していた文学サークルの誰かによる他殺だという噂が流れ、文学サークルの定例会で”闇鍋”を囲んでそれぞれの立場からそれぞれの見方で書いた小説を順番に朗読していく。
観る前及び話の前半はその程度の話だと思っていましたが、後半での前半との落差がなんともいえなく、泣けてきました。
イヤミスって要は胸糞ってことなんですね。
後半になり、いつみの本性、サークルの会員たちの秘密、サークルの会員たちの裏切り、いつみの死の真相とかなり衝撃の展開が連続して見事な伏線回収、流石にもう大きな展開はないだろうと思ったところで澄川小百合がやってくれましたね。
最後の闇鍋とお口直しのデザート「ヴィーナスの腕」の種明かしには本当に背筋が凍りました。
皆が物語の主人公になるために理性を失っていく、とても面白い内容でした。
いつみがどうして死ななかったなど不明点はありましたが、上手くまとまっていたと思います。
映像等で明暗、少女たちの表と裏が分かりやすく表現されていたのも良かったです。
本当にここまでの裏切りの物語は嘘のようですが、実際に有り得なくもないような気がします。
女子って怖い笑
最終的に北条先生がどうなったのかが1番気になりました。
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