マリアンヌのレビュー・感想・評価
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スパイだって、人を愛していいですよね?
ブラピの演技に信頼がおけるからこそ、けして「裏切る」ようなことはしないだろうとどこかに安心があった。それが僕には心地よさだったが、人によれば物足りなさにもなるのだろう。(端的に言えば、結末が見えるということ)
展開は早いが雑には感じず、心理描写も深みがあった。
正直、あれだけの作戦を遂行できたマリアンヌであるのだから、家族の危機も解決できる策はあったんじゃないか?と思うのだが、そこはそこ。
ラスト10分(くらいか)の展開、マックス(ブラピ)の葛藤とマリアンヌの決断に涙。
テレビCMなどを見たことなく、なんとなくのストーリー(戦争&ラブス...
テレビCMなどを見たことなく、なんとなくのストーリー(戦争&ラブストーリー)だけ知って行きました。
感想は、私は想像以上によく出来た映画で楽しめた(言葉が合わないが)と思いました。終わった後に残念な気持ちにはならなかったという事です。
ありがちな話しで、途中先読み出来てしまう個所はありましたが、
時代背景がセットや小物などでよく書かれていたと思います。
女性として、マリアンヌの気持ちなどに共感出来る部分もあり、最後は泣いてしまいました。実話を基にしてるとか?
だとしたら一層映画に入りこんでしまいました。
久しぶりに定価で見たのですが、損した気には全くなってません。
218-10
スパイ同士の儚く深い愛情で賞
哀しみの真実の愛
起承転結
さすがのゼメキス監督、観客の心は彼の思うがままに操られた。ハラハラしたり疑心暗鬼になったり、絶望したりホロリとさせられたり。
構成や演者の表情もさることながら、僕は情景、特に夜空、モロッコの屋上からの街並みや、ロンドンの爆撃と対空砲火の描写が印象的だった。詳しい事はわからないけれども、何か今までの作品には無かった空気感のようなものを感じた。あとは衣装。勿論俳優の着こなしというかモデルの良し悪しもあるのだろうけれども、素敵だったなぁ。
戦争ものであり、スパイものでもあり、恋愛ものでもある。そこらへんの配合のバランスが適当なので後味が良い。それが上手くいかないとパールハーバーのようになってしまう。ただ、強いて言えば、ストーリーが上手くまとまりすぎていて、つまり推敲に推敲を重ねた文章のようにスッキリし過ぎているような気がするので、もう少し尺を長くして重厚な雰囲気にする事も出来たような気がする。この脚本にはそういった可能性があるように思う。
ところで、エンドロール時の音楽が一部、ジャズのsingsingsingなんだけれど、明らかに物語にそぐわないというか浮いている気がする。勿論何か意味があるのだろうけど何ですかね?
スパイ映画?
夢のような
お洒落な小品!!
時代に翻弄される中、お互い騙し合って胸が苦しくなる切ない映画かと思ったらそうでもなかったです。序盤のミッションの描写は丁寧でマリアンヌが銃を乱射する姿も良く期待しましたが、結婚以降のエピソードは飛び飛びで残念です。マリアンヌの存在感が夫と拮抗していたのは前半だけで、後半は気持ちの疎通が薄っぺらくなってしまい、終わってみると物足りなかったです。結構CGでごまかしており、壮大なようで実際はこじんまりとした映画でした。二人以外の登場人物は背景か舞台装置のような感じです。ブラピがセクシーに撮れているのを期待しましたが、普通におっさんでした。ベビーシッターのBBAのホラーっぷりは良かったです。ラストの車の中のマリアンヌの様子も良かったです。
美しい・・・・。
大々的にコピーで詠ってるほど 大した結末ではない
第二次世界大戦、戦時下のモロッコで、
イギリスとフランスの、
美男美女スパイのが恋に落ちる。
まるでカサブランカと007を足したような、
美しいお話。
ここ何作かは、
ひげ面な男勝り役で大活躍だったけど、
今作はうって変わってきれいな色気あるブラピ。
「ジョーブラックをよろしく」以来の90年代な彼が帰ってきた。
ブロンドの髪を綺麗に撫で付け、
仕立ての良いサマースーツに身を包むさまは、
男から見てもうっとり。
しかもどんな苦難でも妻を信じようとする、
理想のすぎる男性像!
心象の揺れ動きも見事だった。
これをまっていた女子も多いのでは(笑)
相手役のマリヤンもさすがにアカデミー女優。
自立と不安と幸せを行き来する演技に、
見とれてしまいますね。
けどスパイの銃撃シーンや逃亡シーン、
疑い始めた心情表現など、
ゼメキス監督のスリリングな
エンタメ性がたっぷりと愉しめて、
娯楽作としてもなかなか。
ロケーションが抜群にいい。
40年代の町並みに、砂漠を走る車。
戦時中のヨーロッパは、
ロマンティックなんだなぁと実感。
衣装も素晴らしい。
アカデミーにノミネートされてるみたいだけど、
男も女も心奪われちゃう。
そんな至高のラブストーリーだけど、
予告編で妻が二重スパイだったと、
ストーリーはほぼ語られてるし、
「全てが明かされた先にある涙の物語」
と大々的にコピーで詠ってるほど
大した結末ではないです。
多分8割くらいの人が、
「きっとこうだろうなぁ」と思ってた通りになる。
そのせいか泣けるワケも無く、やっぱりねという感じ。
オーバーな宣伝のせいで、シラケてしまった。
作品は雰囲気もあってとても素敵なのに、ちょっと残念。
配給会社はもっとデリカシーをもって、
戦略を考えて欲しいなぁと思ったのでした。
戦争の冷たさと悲しさ
余韻がしばらく残るがバランスが取れたいい映画
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