マリアンヌのレビュー・感想・評価
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『Mr.&Mrs. スミス』in『カサブランカ』
ズバリ『Mr.&Mrs. スミス』in『カサブランカ』という感じの作品(ブラピ主演やし)。第二次大戦下のカサブランカなどを舞台にしたメロドラマと「この愛は本物なのか?」サスペンスがゼメキスの手にかかれば一級品に。最良の『カサブランカ』フォロワー作品のひとつといえる
"Allied"は『マリアンヌ』の原題で「同類の」とか「連合国の」とかいう意味。ダブルミーニング!
当然『カサブランカ』を思わせるには美術が大きい要素になるけどCGも駆使しながら当時の雰囲気(というか『カサブランカ』っぽさ)が完璧に作り込まれていた
もし沢田研二が『マリアンヌ』を観たら「ボギー ボギー あんたの時代はよかった 男がピカピカのキザでいられた」「男のやせがまん 粋にみえたよ」と歌うことだろう
良作です
映画『マリアンヌ』を見てきました。なかなかの良作でした。
マリアンヌにドイツのスパイの疑いがかかってからが、素晴らしい。偽の情報を与えて、その情報がドイツ軍に流れるかどうかで確認するという話なのだが、この時代にドイツの暗号エニグマを既に解読されていたのかどうかは不明です。ここからマリアンヌとマックス(ブラピ)のやりとりは、お互いの疑心暗鬼がよく表れていてなかなか良いです。
やっぱりこういう結末しかないのですかね。でも納得です。
今更ではありますが、ブラピはやっぱり正統派の二枚目ですね。マリオン・コティヤールもとても素晴らしい、ピッタリの雰囲気です。
物語の最後で、マリアンヌが娘に宛てて書いた手紙を読むところがあるのですが、ここは泣けますね。
映画の王道 ゼメキスが作ったら、ラブロマンスが切なくなるんですね〜...
映画の王道
ゼメキスが作ったら、ラブロマンスが切なくなるんですね〜
カメラワークが素晴らしく、時計の映し方や、顔のアップの撮り方が上手い
日本映画の俳優のどアップだけで中身の無い映画とは違って、ブラピの魅力が画面に溢れていて素敵
せつない話
当然、実話ではないんだろうけど、これに近い話はあったかもね…。誰も知らないうちに、秘密裏に。
展開は予想できて、そういう意味では、何かしら含みを持たせた演出が続き、最後、どのような決着を見せるのか?が焦点になっていた気がする。そして、現実的で、それゆえにそつない終わりかたになり、ある意味で良かった気がする。
まあ、ちょっと設定に無理矢理感はあったけど…。
スパイアクションとラブストーリーの見事な両輪
ブラピとマリオン・コティヤールって美男美女が揃えばそりゃあ画的には何も問題ないですよね。そこはきっちりクリアを果たして、さあ、この二人で紡がれるストーリーはどうか!?と。そういう興味本位で観に行ってきましたが。まーたこれがねえ、本当に秀逸というか。
スパイアクションとラブストーリーが見事に両輪としての役割を果たしてます。アクションが割とエゲツナイというか、バンバン殺しまくっちゃってて、そこの思い切りも良いなと。
まあ戦時中が舞台ですからね、常に血生臭くて、倫理観も有って無いような世界。そこで至って真っ当な男女の恋愛が紡がれていくという。普通なら相反するというか、一見結びつきにくい「戦争の任務による非人道的な行動」と「普通な恋愛感情」の要素が、こうもうまく引っ付くかと。
エクスターミネートなアクションを経て「異常な事態、死線を超えたからこそ、恋に落ちた二人」的な(自分でも何言ってるか分かりませんが)?的なラブストーリーへの転じ方がお見事。
だから後半の妻マリアンヌにかけられたスパイ容疑により、あちこちの思惑が交差する怒涛の展開に雪崩れ込んで行くのも、前半の二人の馴れ初めを丁寧に描いているからこそ、観客側の気分も盛り上がり、ドラマは更に重苦しくなり、そして二人の感情の動きが愛の一方向で進む故の切なさというか、切ないけど美しいというか。
あのラストはたまらんもんがあります。
いやあ、非常にまとまらない文章ですいません。が、まあそういう感じです。素敵な映画でした。
映画の王道
久々に映画の王道をみた感じです。
クラシカルな映像から伏線とその回収までの演出、ロマンチックなラブシーン。端役でもキャラが立ってます。そして感涙必至のメインシーン。
ここまでキチンと練り上げられた洋画を観られて良かったです。
万人にお勧めできる名作です。
コティヤールはいつでも素晴らしい
まさに極上。超を5個付けても足りないような一流スタッフ&キャストによる過剰なまでのゴージャスさ。コティヤール&ブラピは共にそれぞれが得意とする役どころ。音はまるで杜篤之が録ったような繊細さ。スパイ、ラブストーリー、ドラマ、そしてブラピのアクションまで一切抜かりなし。
愛するスパイ
2人の出会い、ドキドキしました
いやぁ、おしゃれ
愛>>スパイって感じなので
戦争映画として見ると物足りないかな
ブラピでスパイなのでアンジェリーナジョリーとの作品が頭に浮かぶけど
あれとは別物ですね
娘への視線が本当に切なくなりました
ただラストがあっさりでもう少し戦って欲しかった
〈アイ〉に満ちた物語
名匠ロバート・ゼメキス監督が紡ぐ、切なくも美しいラブストーリー。
ブラッド・ピット、マリオン・コティヤールの豪華共演も見どころのひとつ。
第二次世界大戦中の1942年。
諜報員マックスとフランス軍レジスタンスのマリアンヌは
ドイツ軍大使暗殺の為、夫婦と偽りコンビを組むことに。
その作戦を通じて、2人は恋に落ち、やがて本当の夫婦となるが
マリアンヌにドイツ軍スパイの容疑がかかり…
実はあんまり注目してなくて、時間が空いたのでふらっと見たのですが
めちゃくちゃいい作品でした。
危険な作戦を越えて、本当の夫婦となり子供も生まれ
まさに幸せの絶頂とも言うべき時期に
自分の妻が敵国のスパイかもしれないと疑われ
しかも、もしスパイならお前自身の手で殺せと上層部に言われるなんて
絶望に叩き落されるような感覚だと思います。
劇中ブラピ扮するマックスは、妻の無実を証明する為に
たとえ危険が伴っても、上司に何もするなと言われても
あの手この手を尽くします。
それはきっと本当に愛しているから、出来ることなんですよね。
愛する妻と子の為に、そしてその愛を信じてやまない自分自身の為に。
そのブラピがかっこいい!近年見られた長髪にヒゲスタイルではなく
まるでジョーブラックをよろしくの時の彼が戻ってきたかのよう。
やっぱり短髪にノーヒゲスタイルが一番いいですね。
マリアンヌ役のマリオン・コティヤールも相変わらず美しいですねー。
あんな綺麗な女性と同じ屋根の下で過ごし、嘘でも夫婦として過ごしていれば
そりゃ恋に落ちるだろと(笑)
話自体はさほど難しくないので、前情報なしでも十分楽しめると思います。
2時間ほどの上映時間があっという間に過ぎるほど
物語に引き込まれました。
決して派手な作品ではないですが、僕はなかなかの傑作だと思います。
丁寧な作品
この題材でひねったストーリーという感じではないところが逆にすごい。
スパイの話だし、もっと本当と嘘と疑心暗鬼と、そういうのが混ざってくるのかと思っていたけれど、丁寧に書かれたしっかりとした愛の話だった。
恋に落ちるということ、幸せを感じるということ、愛し合っているということ、そういう部分が画面からしっかりと伝わってきて、戦時中のスパイの話なのに、ものすごくしっくりくるのがとてもいい。
それに助産師の女性たちの心強さもそうだし、パーティなどでの社交性もそうだけど、女性が圧倒的に上手い部分ってのがあって、それって素敵なことなんですよ、全然マイナスじゃないの。そういうところがものすごくよかった。
私は女なので、マリアンヌがマックスに惹かれる気持ちもよくわかるし、言ってみたいセリフもいっぱいだった。
スティーブン・ナイトの脚本の女性は私にはいつも魅力的に見える。
それだけに、マックスの妹とその恋人の部分だけはどうも蛇足的に感じられて、正直ちょっと萎えたのだが、これが時代というものかしらねぇ。
最善の選択とは・・・
「カサブランカ」「イングリッシュ・ペイシェント」など、クラシカルな正統派メロドラマの体裁をとりながらも、サスペンスフルな展開や戦争アクションをねじ込んでくるあたりに、職人監督ゼメキスの手腕が冴え渡る。
前半こそ単調な物語運びであるが、中盤から浮き上がる妻の二重スパイ容疑を巡り、疑惑と信頼の間で揺れ動く男の心情にひたすら胸が締め付けられてしまう。注意深く見ると、随所に登場するさりげない台詞や登場人物が後半への伏線となっているあたりが実に心憎い。どのような結末を迎えるのかは、物語運びから容易に見えてくるだろう。故に衝撃のラストなどという安い宣伝文句はこの作品には相応しくない。むしろラストが見えるからこそ、その結末に至るまでに主人公らがとる行動に涙を誘われるのだ。
全ての謎が明らかになった後で、登場人物はそれぞれの立場でそれぞれが最善と思える行動を取り始める。あの場面、あの状況でどのような選択をすれば良かったのだろうか?見る者によって、その答えは異なるであろうし、様々な捉え方ができるからこそ、映画の面白さがある。ブラッド・ピットの表情豊かな演技も心を打つが、それまで旦那目線で語られていた物語から、妻の視点に置き換わるラストシーンにマリアンヌの妻として、母としての愛の強さが見えた気がする。
演技派俳優達の綺麗な映像
今やこんなに有名俳優のブラピだけど、やっぱりすごく演技派俳優なんだなって改めて思わされる映画でした。
マリオンコティヤールの目力にはいつもひきこまれる。目で演技をする女優さん。
物語はありがちだけど、映像が綺麗でみてて飽きなかった。
個人的にはもう少し最後ひっぱっても良かったのかなと。あっさり終わりすぎてえ、終わり?感がある映画。
これからだぜ逃走劇!と期待してたのに。
原作がある映画はどうしても急ぎ足になってしまうからしょうがないか。。
おじさん、泣いちゃったよ!
涙腺緩んでるおじさんとしてはラストは顔がぐしゃぐしゃになって、恥ずかしくてなかなか外に出れなくて困りました。
ハッピーエンドが大好きなんだけど、こういうラストなら許せるかなぁ。
戦争が絡むとこういうドラマが生まれますわな。
平和な現代ではなかなか出来ない話しかな。
平和な現代に生まれて良かったとつくづく感じさせられました。
それにしてもやっぱりブラピはかっこいいなぁ。
スパイだって、人を愛していいですよね?
ブラピの演技に信頼がおけるからこそ、けして「裏切る」ようなことはしないだろうとどこかに安心があった。それが僕には心地よさだったが、人によれば物足りなさにもなるのだろう。(端的に言えば、結末が見えるということ)
展開は早いが雑には感じず、心理描写も深みがあった。
正直、あれだけの作戦を遂行できたマリアンヌであるのだから、家族の危機も解決できる策はあったんじゃないか?と思うのだが、そこはそこ。
ラスト10分(くらいか)の展開、マックス(ブラピ)の葛藤とマリアンヌの決断に涙。
テレビCMなどを見たことなく、なんとなくのストーリー(戦争&ラブス...
テレビCMなどを見たことなく、なんとなくのストーリー(戦争&ラブストーリー)だけ知って行きました。
感想は、私は想像以上によく出来た映画で楽しめた(言葉が合わないが)と思いました。終わった後に残念な気持ちにはならなかったという事です。
ありがちな話しで、途中先読み出来てしまう個所はありましたが、
時代背景がセットや小物などでよく書かれていたと思います。
女性として、マリアンヌの気持ちなどに共感出来る部分もあり、最後は泣いてしまいました。実話を基にしてるとか?
だとしたら一層映画に入りこんでしまいました。
久しぶりに定価で見たのですが、損した気には全くなってません。
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