マリアンヌのレビュー・感想・評価
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今年最高のラブストーリーです。
一点のゆるみもない見事な脚本で、二人のスパイの愛(あるいは愛に似て、愛とは異なるなにか別物?)の行方を描いています。
スパイであるがゆえに、常に疑い合わねばならない二人。
でもね、男というのは、愛してしまった女を本能的に守ろうとするもの。
そして女というのは、愛する子供を全力で守ろうとするもの。
だからこそ、哀しいのです。
この映画は、結末を知った上でもう一度観てみると、まったく違うものになるのかも知れない、そんな予感を感じました。
それでもなお、男が掴もうとしていたのは、女の愛だったのだと思うのですが。
細部まで行き届いた作品で、小さなエピソードですら……、たとえば車のエンジンを掛けるだけのシーンですらも、エンディングを際立たせるための魅力的な伏線になっていました。
なお、原題のALLIEDは「連合国軍」という意味です。
第二次世界大戦のお話なので。
ですが、「同類の/似た者同士の/同じ穴のムジナの……」というようなニュアンスもあり、この映画にふさわしい意味を掛け合わせた良い題名だと感じます。
よい映画を観た
恋愛小説のような美しさだけれど…
濃厚な愛の物語
壮大な人生を一気に体感したかのような満足感。敵国のドイツ大使暗殺という重大なミッション、その後に結ばれた幸せな人生、そして襲いかかる残酷な運命、とそれぞれのテーマだけでひとつの映画が作れるくらい濃厚な場面を詰め込んだ力作。非常に濃い2時間でした。
物語序盤まではVFXを使った演出が多く、ドイツ大使暗殺という重大な任務を描く割には場面展開が急なので雑な映画だなと思ってしまったんですが、物語が進むにつれてそれも納得。全体のバランスを上手く取っていたと感じます。
この映画最大の見所はやはり、マリオン・コティヤールでしょう。美しくミステリアスで怪しげな女性に情熱的で愛に溢れた妻、、、同じ人物なのにこれほどまでに深みを持った女性を演じきれるのは素晴らしいとしか言いようがありません。
物語、組み立て…全て最高クラス
【気品溢れる、第二次世界大戦時の哀しき恋愛劇。ブラッド・ピットとマリオン・コティヤールの複雑な恋愛関係をスリリング且つ気品を保ちつつ描いていく。これぞ大スクリーンで観れて良かったと思う作品である。】
切ない。。。 そこに愛は確かにあるのに、そうしなくちゃならない状況...
色々な愛
砂
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