「そうするしかなかった」マリアンヌ kurageさんの映画レビュー(感想・評価)
そうするしかなかった
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演出がイイ。
最初のパラシュートシーン、足から写すところが目新しくカッコイイ。
映像が美しい。
マリオンコティヤールも美しい。
演技が素晴らしい。
マリオンコティヤールとブラピ、目と佇まいで様々な感情が交差する。
あらすじ自体はわりと見たことがあるスパイ物だと思う。
二重スパイという意味で、そしてブラピ主演でシナリオが似ているMr&Msスミス。
あっちはあっちでアクションがふんだんで、アンジェリーナジョリーもカッコ良くて、もっとぶっ飛んだ感じで好きだ。
似たシナリオでも大きく違うのは2人の間に子供がいること。
許されない状況で愛し合った2人の間にできた、赤ちゃん。
最も愛すべき子供の将来を考えたら、最後、そうするしかなかったよね...。
子供がいなかったら、あるいは2人一緒に死のう、という決断もあったかもしれない。
もちろん夫も愛してるから、2人だけだったとしても夫を生かす選択肢はあるけど。
でも、最愛の娘は信頼できる夫に託し、愛する夫には、生きて、娘という2人の宝物を残して、自分1人で事態を収める...。
あの状況に置かれたら、母として、妻として、1人の人間として、あの選択しかなかったと思う。
ラストに深く共感して、マックスとアナが平和になった世の中で幸せに暮らしていけるよう祈るばかりでした。
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