「愛する人を信じぬき守りきれるか」マリアンヌ モアナさんの映画レビュー(感想・評価)
愛する人を信じぬき守りきれるか
スパイものでありながら、焦点があたるのは人間ドラマの方。
やはり足をとられるのは自分が持ってる感情なのですね。どんなに訓練したところで私はスパイには向いてないなー、絶対なれないなーと思うばかりです。
スパイが足をあらうなんてきっと現実でもできないでしょうね。
昨今色んな情報が様々なツールから得られる時代ですから、スパイに限らず、おだやかに暮らすことは誰もが昔より難しくなっているでしょう。(本編とは関係ないですが)
時代は第二次世界大戦中、終戦前ですが、見事にクラシカルに時代感が描かれていて洗練されています。衣装も素敵。
スタイルも最高。
愛する人を信じ抜けるか守りきれるかという普遍的な問い。これに尽きますね。
自分はそのつもりでも、愛ゆえに手から離れていく瞬間。愛する人が考えていることがわからないときの辛さは私にもわかる。ドラマチックな内容ですが、そんな等身大の共感もそれぞれにもてるような映画なのではないでしょうか。
相変わらずブラピもイケてたし、マリオン・コティヤール年を重ねるごとに大活躍で美しく魅惑的でした。スターはこうでないとだめですね。
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