MERU メルーのレビュー・感想・評価

実は私の兄貴は、よく仲間と山岳地帯に行っていました。あまり話しをしない兄貴でしたが、ある日、帰って来た時、指が凍傷になっていました。
家族全員が、そのことに注目することになり、体調、現地の天候、気温、風向き持って行く器材…それが1つでも欠けていたら命にかかわる危険なスポーツ？
と思うようになりました。
両親は、ただの山登りぐらいに感じていたため、それがきっかけで兄貴は行かなくなりました。

数学と英語は抜群に成績が良く毎年表彰された兄貴はもういません。

精神と肉体を鍛える坊さんの苦行となんら変わらない。
登山する理由が良く分かった。

知識や経験だけでは登れない

困難を通過した人間
困難を抱えてる人間
にしか登ることはできない

男たちの精神の到達点

スクリーンで体感すべき一本です。

4本目。
選ばれた中から更に、選ばれた人達何だろうな。
俺には無理。

完全なるノンフィクションでリアルな雰囲気が味わえ、しかもその中に小さなドラマもあり満足でした。
もう一度レンタルしてみたいかも。

「山に何故、登るのか」との問いに「そこに山があるからだ」と答えたのは、ジョージ・マロリーという人らしいのですが、私であれば、例え、そこに山があったとしても、決して危険を冒してまで登山することはないでしょう。山岳遭難のニュースを見るたびに、山に対する恐怖心は昂じてきます。
　この映画の監督、ジミー・チンは仲間が滑落し、瀕死の重症を負っても、再度、登山に挑戦させます。映画を観ていて私はこの連中は完全に狂っていると、思いました。自分のまわりの人々をいたずらに悲しませてはいけないのです。自分の命を粗末に扱うような行為を生きがいにしてはいけないのです。何の苦労もしていないかのように、飄々と経験談を語り続けるエゴイスト、ジミー・チンの姿を見ていると怒りがこみ上げてきました。
　このレビューは登山という行為を全く理解できない（理解したくもないのです）いち個人が書いた文章です。登山に理解のある人は私の意見と１８０度違う感想を持つことでしょう。
　そういう訳で低い評価、悪しからず。

ドキュメンタリーとはいえ、ものすごい斜面でした。現場でないと撮れない迫力。私も山登りはしますが、山にかける人は狂ってる（失礼）かと思わせるほどでした。ストーリーはそれなりですが

本年最後の鑑賞。
非常に良い映画でした。

実話ドキュメンタリーなので、ストーリーは時系
列を追いながら関係者のインタビューを挟む形。

非常に美しく、また臨場感のある映像、ストーリー構成、差し込まれている音楽がまた非常にマッチしており心にしみた。

本年の締めくくりにふさわしく、来年への活力をもらえた非常に素晴らしい映画でした。

トップクラスの登山家のドキュメンタリー作品。山登りパートと関係者へのインタビューパートがあります。
演出が無いと言っていいので、無駄にドキドキするシーンがありません。いわゆる「フラグ」っていう奴が無いのです。だがそれがいい。「ああー落ちそう！」なんて目を瞑りたくなるシーンはありません。
だけど落石や雪崩、滑落、それによる事故や怪我や死はどんな時にもすぐ傍にあります。また、無謀とも思える挑戦に対する周りの反対意見や仲間の死による本人達の葛藤もあります。

どんな分野でも一線級のぶっ飛んだ方々は濃ゆいドラマの人生を送っているということですね。

私自身が個人的に山歩きを楽しむので点数は甘めかもしれません。でもどんな人にもおススメできて楽しめる良作ですよー。特に山歩きが好きな方なら是非見てほしいです。

数ヶ月前に「エヴェレスト神々の山嶺（主演：岡田准一、阿部寛）」を見ました。
申し訳ないが×××な退屈映画だったので、ちょっと登山映画にトラウマが…
しかし本作はドキュメンタリーとの事で、まあ大丈夫だろうと恐る恐る鑑賞…
結果、登山の醍醐味たっぷりの、あっという間の９０分でした！
３人の登山家のプライベートもさらけ出した真実の姿、彼らの身に降りかかった出来事、心の葛藤や努力の姿が物語に起伏を生み、本当は脚本があるのでは？と思うほどにドラマチックな映画でした。