ドント・ブリーズのレビュー・感想・評価
全287件中、281~287件目を表示
質が高いスリラー
いわゆる「密室監禁もの」のスリラーだが,並のレベルをはるかに超える良質な作品だと思う。理由は3つ。①監禁者が「盲目の老人」であること,②その老人の素性が尋常ではないこと,③展開が一筋縄ではないこと。この手の作品は得てして「アイデアはいいのに,いかんせん作りがチープ」という傾向になりがちだが,これら3つの理由により,質が高くて物語的にも深みがある作品に仕上がっていると思う。「ローグ・ワン」や「バイオハザード ザ・ファイナル」など著名な大作の狭間にあって注目度は今ひとつかもしれない「ドント・ブリーズ」だが,この年末年始で必見の作品だ。
コメントする (0件)
共感した! (4件)
最近で1番ゾクゾクしたホラー
ホラーじゃないだろう…
ドキドキが止まらなかった
結局怖いのは人間
突き抜けたグロテスク描写のリメイク版『死霊のはらわた』から一転、ビジュアルエフェクトに頼らない演出で仕上げられたハイテンション密室スリラー
色々ドン詰まった思慮の浅い若者3人が多額の現金を自宅に貯めこんでいると噂のある盲目の独居老人宅に忍び込んでみたら、その老人はとんでもない殺人スキルを持つ退役軍人で、灯りが絶たれ絶望的なピンチに陥る・・・というご愁傷様でしたとしか言いようのないお話。
監督はウルグアイの俊英フェデ・アルバレス。首都モンテビデオをUFO/ロボット軍団が襲撃する自作映像を動画サイトで公開して世界的に話題になったことでサム・ライミに見出されて監督に抜擢されたリメイク版『死霊のはらわた』では突き抜けたグロテスク描写とラテン的なドライ感が爽快でしたが、今回は舞台がほとんど一軒家、かつ視界の効かない暗闇の中というミニマルな設定のもと、微かな吐息や足音でスリラーのテンションをキリキリと上げていくある意味真逆の演出で勝負、ビジュアルエフェクトに頼らないスリラーも一級品に仕上げる監督の力量に驚嘆しました。
全287件中、281~287件目を表示