「スッキリしない終わり方」アイヒマンを追え! ナチスがもっとも畏れた男 ハクタカさんの映画レビュー(感想・評価)
スッキリしない終わり方
終始しかめっ面の主人公。
スッキリできない終わり方ですが、私はそれがこの映画のエンディングに似つかわしいと思いました。
他の方がレビューで批判されている「嗜好」の問題が常に引っかかりながら物語が進んでいきます。
それを味わいと捉えるか、不必要な苦味と捉えるかは見る方それぞれの感性で違うと思います。
師弟愛に厚みを持たせるための演出なのかもしれませんが、私は必要ないかなと思いました。
まあ、それが事実なのだから仕方ないのかもしれませんが。
『アイヒマンショー』を見た上でこの映画を見ると、より面白みが増すと思います。
ユダヤ人虐殺の事実が、大戦後10数年もの間、世界中が知らずにいたという驚きを『アイヒマンショー』で知りました。
そのアイヒマンを捕らえるためにどのようなことがあったかという史実をこの『アイヒマンシを追え!』で知ることができます。
コメントする