劇場公開日 2017年3月3日

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「原作を知らない者の感想です。」アサシン クリード シネマニアV3さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5原作を知らない者の感想です。

2017年3月4日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

正直期待していました。予告だけの前情報のみで、3D吹替のバージョンを見に行きました。
まず良いところはパルクールをふんだんに使ったアクションはなかなか良かったです。スペインのロケも本格的でグリーンパネルを使っているところも見受けられますが、砂埃舞う中、鷲が飛ぶところなど3Dの効果が出ています。キャストの演技も素晴らしかったです。マイケル・ファスベンダーの吹替を担当した斎藤工もハマっていたと思います。

良いところはそんぐらいです。正直言うと期待外れでした。

まず主人公、少年時代に辛い過去があるのはわかりましたが30年経ったらもう死刑宣告受けちゃってるし、罪状も詳しく触れてなかったので、ほとんど主人公には感情移入や関心も湧きませんでした。ヒロインもその父親も何考えてんのか、何を目指してんのかわかりませんでした。他のアサシン子孫達の行動も序盤はほぼ意味不明。何を言ってるんだこいつらwって感じです。で、その人達の謎の言動の意味も後々明らかにはなるけれども連中と主人公が意気投合するシーンも凄く不自然に見えました。(あんたら最初めっちゃ主人公疑ってたやん!)

スペインでのアクションも終始盛りがってたのでクライマックスが面白くなればまあ良いか、と思ってたら
何だ、ありゃあ⁈(爆)
何とも言えん決着でした。そもそもアサシン教団は暗殺を行う集団だから本編中ずっと街中飛び回って戦ってた時点で突っ込みたくはなりましたが何故にクライマックスで急にあんな暗殺者ぶるんでしょうか泣....
あれだけ暴れたんだからそこは最後まで派手にやりきれよ!

原作ゲームをやってれば分かることも色々あるでしょうが、消化不良です。派手なバカアクションにもクールなミステリーアクションにもなりきれないかなり中途半端な映画でした。

よほどのファスベンダーのファン、斎藤工のファンでない限り、見ないほうが良いです。

50点

シネマニアV3