「家で一気に観るべきか、しかしスクリーンも捨て難し」GODZILLA 怪獣惑星 ちみちゃんがさんの映画レビュー(感想・評価)
家で一気に観るべきか、しかしスクリーンも捨て難し
尺が厳しい。
このレベルで地上波のアニメにして地上に怪獣が出現するまでで1話、異星人が現れて協力関係を作るまで3話、人類敗北から地球脱出までに6話、みたいな感じで全部で3クールの作品にして感情移入させたり伏線を貼れたら一番良いんだろうな。
3作出揃ってから家で観ればきっとスッキリするだろう。
でもやっぱりゴジラの迫力をスクリーンで観たい、困った。
と、上の様に思わせた時点で、この映画、成功な訳です。
3部作の導入で有ればもっと絶望的な雑さになってもおかしくない訳で90分で何とか話を盛り上げた上で次に繋げるという意味では十分だと思います。
作品自体の力より、監督に対する期待感の評価に因る印象だと思われ
つまりニトロや虚淵監督を知らない人には通用しないかも知れません。
自分は期待してしまう様になってしまった。
だから次も観るし納得して観る事も出来ましたが、もし何の知識も無しに観ていたらどうだったかは難しい所です。
スタッフにピンとくる人は観ておくべきだし、最終的にはきっと期待に答えてくれるだろうと思います。
逆に純然たるゴジラファンや映画ファンには全部観たらきっと面白いから時間と心に余裕があったら全部観たら良いかも知れないよ、無理にオススメは出来ないけど。
と言う、評価です。
全く感想に関わる話では有りませんが、この組み合わせだとどうしてもシュタゲを思い浮かべる人はいるかと思います。
しかしメトヒィスを観てルーサーを思い浮かべてしまう人はあんまいないだろうな、と思いました。
怪獣とSFでは違うと思いますが、背景をしっかり詰めて有ると発言も只の面白セリフじゃなくて、裏を読んでみたりしたくなるのは面白いです。
まあアレとじゃ比べるのも失礼か。