アンチポルノのレビュー・感想・評価
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撮影隊が入ってくるまでの始まりが最悪で帰ろうかと思った。 その後、...
園子温の頭でっかち感満載
ラス2の松竹ロマンポルノリブートで、いよいよ真打ち登場と勝手に期待したのだが、ラスト10分迄、一瞬記憶が遠のく事態へ・・・
そう、寝落ちしてしまった。それ位、脳内での思考の爆発感がついて行けず、置いてけぼり感がハンパ無い作品である。そういう意味では今までの園子温監督の作品とは違った方向制なのではないだろうか。
アイデアとしての、加虐と被虐のスイッチを撮影のカット出しで入れ替わるプロットは面白い。ただ、そもそもこの映画の粗筋の文章をそのまま頭に入れて観てしまうと、まるっきり違う作品を観ているような錯覚に陥る。別に主人公は女子高生で流行作家でもないのだろうし、妹だっていないのだろう。全ての虚実が意味を成さないそんな世界観の中でのストーリー展開だ。これを馬鹿正直に追っていってしまうと、非常に脳が疲れる。考えることを止めてしまい、いつしか・・・ZZZ
若い女の子よりも、監督の奥さんの裸の方がまさしくロマンポルノ的なのではないだろうかと思うのは小生だけ?
監督にはこういう観念的アート作品よりも、もっと猟奇的な作品を期待しているのだけどね。
それにしても、バイタバイタ(売女)煩いのだが、アバズレ、尻が軽い、やりマン、H好き、そして、今風で言えば『ビッチ』となるのだが、わざと昭和感を演出したい監督のいわゆる新宿臭さを醸し出しているようで、浅いなぁと。。。
とにかく、アンチポルノだからポルノではない、その主眼は、逆に裏切ることにあるのだろうが、違うのかな?
理(ことわり)の全くない映画、かといって綺麗でもない。
理(ことわり)の全くない映画、かといって綺麗でもない。
この映画の内容とは、普通の映画の最初の10分なり15分なりの状況説明部分でしてかない。この映画のエンドロールが、最初のテーマソング提示で、そのあと本文があるのであれば、よかったが・・・。
じゃあ絵が綺麗かといえば、そんなことはない。この映画冒頭のシーンの色彩と人の動きは、それだけで全く、腹立たしくなるくらいに、この映画が「遊び」でとられたことを示していて、こんなものに1800円はらったことにすでに後悔する。
汚ならしいのは絵ばかりではない、音も汚らしい。
音が汚らしい映画に、ろくなものはない。
大きな音で驚かせてごまかそうという意図があるゆえに汚ならしさがます。
秘書役の女性、なかみの設定がないから途中から漂流している。
いったいなんなのか?
この程度のことをやらせるために、役者は使い捨てなのだろうか?
この内容に「裸は必要なかった」とどなたかがいっていたが同感。
監督が低予算だからドーノコーノとどこかの新聞記事で
いっていたようですけど、
低予算だろうが高予算だろうが、あからさまに無駄なことしといて、
お金がたりないというのは、ちょっとね。
反卑
内容は解らないですが
≪リアル鬼ごっこ≫と≪ひそひそ星≫を足して二で割ったような映画だったなあ。シュールなところと詩的なところがあった。
「前衛劇なの?」という始まりで「冨手麻妙だとやり切れないかあ」と思ってみてたら、『実は映画の撮影でした』ってくるのね。冨手麻妙もワザと下手にやってんの。そのワザとっぷりは見事だったなあ。
筒井真理子さんは、やっぱりうまい。冨手麻妙と同じ演技を役を入れ替えてやるんだけど、違和感なく見れた。
内容は解んなかったけど冨手麻妙と筒井真理子さん見れたからいいかな。
解らないと言いながら、内容的にヌードになる必要なかったんじゃないかな。
はいはい鬼才鬼才
出だしからいきなり園子温節全開。鮮烈な黄色の部屋と文語体で書かれたようなセリフ。「これを80分も見せられるのか……」という感じ。途中で仕掛けが明かされ、なんだ置いていかれた訳ではなかったのかと思ったのも束の間、再びすぐに園子温ワールドに戻される。
裸やセックスを見せながら逆説的にアンチポルノを主張するという発想は興味深いが見事に空回りしていた。
終盤の大量の絵の具をかぶる派手な演出も、壮大に流れる音楽も、全てが自分を置き去りにしていくようで、ただただ呆然としていた。
センスと世界観で殴られているような不快感。
鑑賞後、園子温監督のインタビューを読んだが、園子温は「今ポルノを撮る必要を感じない。ポルノではなくアンチポルノなら撮れると言ったらそれでもいいと言われたので引き受けた。たとえば冒頭の、裸で歯を磨く女性を見ていやらしいと思いますか?僕は思いませんけどね。」と話していた。
「ポルノ=いやらしい」という短絡的な解釈に留まっている故の主張に聞こえる。裸やセックスを魅力的に映し、そこにポルノを見出せないのであればロマンポルノリブートプロジェクトには参加しない方が良い。
アンチポルノでも構わないと園子温監督に拘ったプロジェクト運営側の采配ミスと言わざるを得ない。
アンチジャパンポルノ観
精神世界と現実と映画
日活ロマンポルノリブート企画
女流作家と女子高生と女優の入り混じったせい心の話
最近の商業目的で撮った園子温監督の作品と違って強烈な作家性と心の叫びが全編通して伝わってくる映画でした。
映画と現実とトラウマの狭間でもがく主人公は監督自身の透写だと感じた。
女優陣の演技が素晴らしく、劇中劇での入れ替わりなどしっかりしていて本当に混乱させれた。
物語自体は難解だがそれを踏まえても世界観と雰囲気と画の毒々しさ、全てが園子温だなと思った。
才能がない自信がない、いろんな劣等感を抱えながら、それをぶつけるため映画を撮ってきた園子温監督。
本人の内面から沸き上がるものの価値がわからないまま、ファンが膨れ上がり評価され、ただ求められるがままに突き進む。監督は何の寄る辺も無い世界にいるのだなと感じた。
自分は冷たい熱帯魚以降の作品に付いていけなくなってしまっていたの口だが、ドキュメンタリー「園子温といういきもの」を見て監督が人間なのだと実感した。
足掻くしもがくし、不安を抱える一人の男なのだと知れた気がする。彼はその心の内を映像に昇華できるという点で素晴らしい監督だと思う。
商業目的の映画だってそこそこ上手く撮れていると思うし、オリジナル作品には強烈な個性もある。世界の王にならなくても一国の王にはとっくになっているのだから、これからも独自の国を発展させてほしい。それが受け入れられるかそうでないかはわからないが、監督の軌跡は永遠に残るし、影響を与え続けるだろう。
劇中セリフより
「出口をくれ」
暗中模索を繰り返す、上手くいかないくても進むしかない
誰しも出口を探している、自身の中にあるのか外にあるのか。
それすらわからない自分はここで燻るしかないのかもと思った。
まずは進む道を探さねば・・・
鼓動と舌舐めずりの音がまた良い
我慢できなくて学校帰りにレイトショーへ。
まあ全然面白くなくてもしかたないや、くらいの心持ちで観てみたら想像の450倍面白くてびっくり。
ストーリーも意味も正直全然わかんないのに、すごいワクワクして1シーン1シーンに食い入ってしまった。
虚構が入り乱れて視点も立場もコロコロ変わるのが楽しいし、極彩色の映像が本当に綺麗で気持ち悪い。
最後の顔面ケーキダイブと色水ドロドロには圧倒されてちょっと吐き気がした…
女優陣の演技も最高。
かなり劇的で、舞台を観ている気分になった。
ヘアヌードになってるのも良かった。
タイトルが示す通り、ポルノ映画に対するアンチテーゼというかメタファー的な表現がちょくちょくあった。
だからってこの映画が表現したいことを理解できるかと言ったらできないんだけどね…
ロマンポルノリブート企画の今までの作品のうち一番ポルノっぽくないこの映画でオールヌードが見れるってのがまた皮肉的だなあ
東京ガガガといい分かりやすく奇抜な女の子達といい、監督もとにかく好き放題やってみた という印象。
そんで意外にもハマってしまった。なんとなくネオンデーモンに通ずるものを感じたくらい。
楽しい時間だった。
『アンチ』ポルノ
アンチだから。ポルノではないよ。アンチポルノだから、いちよ日活ロマンポルノのリブートの一端を担ってはいるけど、郷愁が欲しいなら他作品をお勧めします。園監督の今回の映画におけるインタビューとかを先に読んで主旨を理解してれば納得のいくものではある。
僕の好きなのはここまで掴み所の無いものでは無い。アヴァンギャルドと言えばそれまでだが、理解不能な映画でも、もう少し引っ掛かりのヒントを含めてあれば、とも思う。
「モチーフが作品から透けてしまわないように」意識されてるのも納得してしまう。いつかまた意識が追いつくまでは、具体的な評価はお預け。
それでも、作り出された雰囲気、妙な前後不覚な意識へと陥れるマジックは園監督、生きてます。
最近は少なくなったけど
タイトルのまんま
タイトルの意味するものは?
映像が素晴らしい
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