「安定の学芸会、東出くん」関ヶ原 4匹のミーアキャットさんの映画レビュー(感想・評価)
安定の学芸会、東出くん
役所広司さん、伊藤歩さん、平岳大さん、そして家康を取り巻く面々を演じられた皆さま、素晴らしかったです。また、着物の煌びやかさ、ロケ地やセット?の雰囲気も雰囲気があって良かったです。
特に家康と阿茶の関係性は非常に魅力的でした。武骨であり艶っぽく、親子のようなやわらかさと戦友のような熱さを感じました。原作においてどのように描かれているのか読んでみたいと思います。
残念だったのは主役の石田三成に全く感情移入できなかった事です。実直で不器用、まじめすぎて損な役回りでしたが、信頼を得られないのも先を越されるのもいざという時助けてもらえないのも全部自分のせいなのでは?と思いながら始終見ていました。島左近や大谷刑部らが命をかけるほど全幅の信頼を寄せていた理由が分かりません。家康が魅力的過ぎたのかなぁ。
初芽との恋物語も、家康と阿茶の前座程度に見てました。
せっかく司馬遼太郎先生が原作なのに、もったいない。
見終わって一番に思ったのは、映画館でご覧になった皆様はすべてのセリフを聞き取れたのでしょうか?
珍しく様々な方言ががっつり入ったセリフが多く、しかも早口だったので、Netflixの字幕機能にだいぶ助けられました。
東出くんについては述べる必要もなかろうかと。
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