「子供の目線」プライズ 秘密と嘘がくれたもの ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
子供の目線
子供は、軍事政権下の監視社会や非民主制についての意味を理解できなくても、世の中の不穏な空気を肌で感じています。セシリアが作文の事を母親に泣いて告白したのも、そんな社会の重たい空気を感じとっていたからです。セシリアは、ただ「(社会が)おかしい」と自分が感じた事を皆の前で言いたかっただけです。裸の王様然り、皆が口をつぐむ社会で本当の事を言えるのは子供だけと言うことを示唆しているようでした。これは、政治的な腐敗が進む今の日本でもリアルに感じています。
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