「前作より好きだ」ブレードランナー 2049 なにわさんの映画レビュー(感想・評価)
前作より好きだ
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孤独で、特別でもない。「大義のために死ぬ」ことを否定したジョーは人間らしい、と言うか、もはやレプリカントか人間かは問題ではない。少なくとも、「モノ」ではない。ジョーという個人が存在し、自由意志によってあの選択をした。そして彼のおかげで父子は再会できた。
ジョイとの関係性がものすごく切ない。娼婦の身体を借りて、ジョーと身体を重ね合わせる。どれほど心が通じ合っていても触れ合うことはできないが、確かな愛を感じた。
ドゥニ・ヴィルヌーヴ作品の、映像と音楽はかなり好みだということを再認識。美しく、重厚感があり、落ち着いている。
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