「切ない、、」ブレードランナー 2049 usachuさんの映画レビュー(感想・評価)
切ない、、
前作では最後にデッカードを助けて人間の魂に触れたレプリカント、今作では始めから人間の魂を探し求めるレプリカントの物語。
「人間として生きる」ことへの渇望、「自分はどこから来たのか?」と果てしない孤独感、厳然たる格差(差別)、SFの体でありながら本質的な問いかけを内包する移民国家アメリカならではの琴線を理解しないと分かりづらい。
記憶、名前、愛、親、すがり付こうとした全てのアイデンティティーが幻だと受け入れたKの絶望、達観は切なすぎた。
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