五日物語 3つの王国と3人の女

劇場公開日:

解説

「ゴモラ」「リアリティー」で、カンヌ国際映画祭グランプリを2度受賞したイタリアの鬼才マッテオ・ガローネが、残酷なまでの「女の性(さが)」をテーマに、17世紀にイタリアで書かれた民話集「ペンタメローネ 五日物語」から3つの異なる物語を選り抜き、1編の物語として再構成したファンタジー作品。

「母となること」「若さと美貌」「大人の世界への憧れ」、3つの王国に住む、それぞれの世代の3人の女たちが、自身の欲望を抱いていた。やがて彼女たちの願いはかなえられるが、その結果、彼女たちは運命に翻弄されてしまう。

「フリーダ」「デスペラード」のサルマ・ハエック、「美女と野獣」「ブラック・スワン」のバンサン・カッセルのほか、トビー・ジョーンズ、ジョン・C・ライリーらが出演。

2015年製作/133分/PG12/イタリア・フランス合作
原題または英題:Il racconto dei racconti
配給:東北新社
劇場公開日:2024年12月6日

その他の公開日:2016年11月25日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第68回 カンヌ国際映画祭(2015年)

出品

コンペティション部門
出品作品 マッテオ・ガローネ
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(C)2015 ARCHIMEDE S.R.L. – LE PACTE SAS

映画レビュー

4.0このダークな世界観は癖になりそう

2016年11月30日
PCから投稿

強烈なるイマジネーションの連続。音楽の高鳴るような叙情的な演出は最小限にとどめ、むしろリアリスティックな筆致の中で幻想的な美しさが展開していく。衣装や美術、いや何よりもその世界観の醸成が研ぎ澄まされており、デル・トロやギリアムが描くダーク・ファンタジーともひと味違う。複数のおはなしが同時進行していく様はマッテオ・ガローネ監督の過去作『ゴモラ』を彷彿とさせる巧さ。そのボルテージが静かに、しかし確実に登場人物たちの運命を狂わせ、翻弄していく様に惹き込まれずにいられない。 各話ともに欲望や願望、それに対する大いなる代償を伴うエッセンスが核となるが、端から見ると狂気の沙汰であっても、各々の決断に至る人間たちの表情は真剣そのもの。それを成立させる演技と演出が観る者の同情や共感を導き出す。そして運命を決めるのは赤。誰もがこのカラーに身を浸し、胎内から生まれ出でくるかのよう。大いなる誕生、再生の物語。

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牛津厚信

4.0実写の映像美!!

2024年12月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

5日物語の三つの話の実写。3人の女性の渇望が赤に現れていたのかな…と。勝手な解釈でしたが実写になるとこんな風になるのか〜と感心。帰宅して5日物語ポチりましたw

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映画LOVE

5.0昔々あるところに美しいお妃様がいました。ところが

2024年12月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

萌える

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talisman

2.5チルコ

2024年12月7日
Androidアプリから投稿

悲しい

怖い

3つの王国を舞台に願いを叶えた女性たちの奇異な運命を描いた話。 子供が欲しい王妃とその息子をみせる「母となること」、美しい声を持つ老女と彼女と共に暮らす妹を描いた「若さと美貌」、娘離れが出来ない王様と結婚したい王女を描いた「大人の世界への憧れ」という3つの話しを行ったり来たりしながらみせていく。 あらすじ紹介に1編の物語とは記されているけれど、ストーリーそのものには交わりがなくて、オムニバスを細切れにしただけの様な…。 いずれも願いは叶うけれど対価が必要な感じのストーリーで、勿論それだけでは終わらないという寓話的ファンタジーになっており、行く末は各話の主人公をみるだけでも三者三様でなかなか面白かった。 ただ、教訓めいたものは特になかったのでやっぱりただのダークファンタジーなのかな…。

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Bacchus