ポエトリーエンジェルのレビュー・感想・評価
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肝心の詩が・・・
出演者は好演ですし、和歌山の景観も味わい深いです。しかし、一番肝心の詩が心に響いてこない。詩のボクシングといいながら、一人芝居か弁論大会みたいで、誰一人の詩も心からの叫びとして頭に残るフレーズがなかったことは残念です。杏の最後の告白も詩ではありませんし、創作欲をもてあましている筈の勤が草刈機以外の習作をまったく作っていないのも不自然。詩のボクシングという素材のアイデアだけで映画を持たせられると考えていたら、製作者は詩というものへの理解や敬意が不足しているのではないでしょうか?
すっかり好々爺然となった下條アトムさんを拝見したのは懐かしい限り。
武田玲奈の初期の名作になると信じて
完全に玲奈ちゃん目当てで見に行きましたが、岡山天音くんの演技にもかなり惹かれました。既にたくさんの作品に出てると思いますが、若手個性派俳優としてこれからの活躍に期待です。
玲奈ちゃんの今回の役は表情がとても重要でしたね。しっかり表情で演技出来てたと思います。
作品テーマも個人的に好きな内容なので、とても心に響きました。玲奈ちゃんの朗読シーンは作中の玲奈ちゃんと同じく自然に涙が出てきました。総合的に見て玲奈ちゃんの演技力の向上が目に見えました。これからの活躍に期待ですね!
ワンカットで段々涙目になって、頬を涙がつたう玲奈ちゃんの朗読シーンが一番心にきました。表情、目でしっかり心境が伝わってきました。
とても爽やかで前向きなこと映画
短い作品ですが、笑えて泣けました。
親の仕事を継ぐことに抵抗を感じ毎日をつまらなく過ごす主人公。ひょんなことから詩のボクシングを始め、そこに人生の夢を求めるようになり、、、その中である、悩みを抱える少女と出会い、、、
武田玲奈ちゃんの詩はストレート過ぎて泣けました。ラストも蛇足感がなく絶妙。からのMrs.greenappleの歌が最高に爽やかで、この流れが心地好すぎた。
吃音の方は友達にもいたのですが、自分はちゃんと理解しようとしていなかった気がします。我慢せざるを得ないタイミングや、苦しい時もたくさんあったんだろうなと思います。今回はそこに向き合うことからも避けていて、家族の前でしかしゃべられないようになっていて、、、そこから踏み出す勇気って、凄いなと。詩の場面はこちらも手に汗握りました。
最初の友人がナンパするくだりだけは演出が寒い気がしますが、後は程よく面白い。たまき連呼の際どさ、悪ふざけ最高。
武田玲奈ちゃん美しい。プリズン以降注目してます。睨む顔ばかりだったので、最後の笑顔が眩しすぎ。岡山天音くんは憑依したような演技と素に戻るあの感じがナチュラル。
後やっぱり山崎賢人の存在感。この人が出てくるだけで画面が華やかになる。チャラ男役でしたが、あんなにノースリーブパーカー似合う人初めて見ました笑。贔屓目ですが、こういう出演の仕方するあたり、彼は人がいいからあれだけの作品に呼ばれるんだと思ってしまいます笑。
山田真歩さんってホントに作品によって顔が違いすぎて凄い。年齢も分かりにくい。詩の読み方も最高でした。角田さん、芹澤さん含めた3人の掛け合いが見事でした。ラッパーも最高だし、角田さんはこういう空回りした熱い役がピッタリ過ぎだし。
最後に美保純さん色気ありすぎ。
全体的にポップですが、若者の言葉にできないもがきとそこから解放され走り出す疾走感が心地好く描かれていました。
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