「面白いと言わざるを得ない」あゝ、荒野 前篇 Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
面白いと言わざるを得ない
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新次、バリカン、芳子と強烈なキャラクターが順番に登場して、それが絡み合っていって、そこに劣らず強烈なキャラクターが足されてくの。
うわ面白えって、観ちゃうんだよね。菅田くんやっぱり演技うまいし、木下あかり綺麗な体してんなあとか、ボクシングシーンは迫力あるし。
リングネーム発表のところで笑い取るんだけど、面白いんだけど、なんか違和感あったんだよね。俳優としてのユースケ・サンタマリアが好きじゃないからかな。
脚本もすげえなあと思った。木村多江が自分で持ってきた弁当食べるとこは「こんなの思い付かねえなあ」と思った。
でもその脚本、真剣に熱く語るところが今ひとつなんだよね。芳子の部屋で、新次が愛を語るところと、自殺研究会でモロ師岡が命の重さを語るところ。ここで重量級のシーンきたら痺れたあってなると思うんだけど、ありきたりな台詞になっちゃってるの。もちろん普通以上のいいシーンだと思うんだけど、他が良いから目立っちゃうんだね。
あと山田裕貴を期待してみてたんだけど、菅田くんと一対一でやり合うと、食われちゃうね。役柄もあるんだろうけど、ちょっと菅田くんの勢いすごいわ。
エンドロールの後には後篇の予告で「え、こいつら、泣くの!?」って登場人物が泣いてるから、どうなってんのか楽しみ。かなりのことがないとただ泣いてるだけになりそうだけど、ちゃんと作ってあるんだろうな。
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