「早く後篇を観たくてたまらない!(*≧∀≦*)」あゝ、荒野 前篇 shironさんの映画レビュー(感想・評価)
早く後篇を観たくてたまらない!(*≧∀≦*)
気になることがありすぎて。
最近、BBA化による記憶力の低下が著しいので、早いこと後篇を観ないと(笑)
でも、後篇を観たら観たで、「じゃ、あの時のアレは、あんな気持ちだったの?」とか気になって、また前篇を観たくなるかもww
飢えた獣のような新次も魅力的ですが、心優しくて愚直な健二が愛おしくてたまりません。
自分を変えたいと新たな世界に踏み出して、頑張る健二を応援せずにはいられません。( ´ ▽ ` )
『ブロークバック・マウンテン』を匂わせるような伏線もありつつ、後篇では袂を分かつ二人!(←予告編参照)
二人の関係が大好きだったので、悲しくて辛すぎるのですが、
どうしてそうなってしまったのか?それが究極の愛なのか??
見届けなければなるまい!
寺山修司でボクシングの話でしょ〜〜。
当時の空気感を加味して観なければならないと覚悟していたので、良い意味で拍子抜けと言うか、現代の映画として全く違和感のない設定にアレンジされていました。(ファーストシーンは2021年で未来ですが)
自意識強めな部分は、自殺研究会が担ってくれていましたし。
ちょっと60年代がかった設定でも“新宿”という街だとシックリくる。(原作は1966年刊行)
当時の熱気をはらんだままの不思議な街が、二つの時代を取り持ってくれたように感じました。
そして、ユースケ・サンタマリアと高橋和也が、いかにも新宿に生息していそうな大人で、
彼らが会話に入ってくると一気に胡散臭さが増してユーモラスな雰囲気になります。
楕円という飲み屋のシーンが、いちいちお気に入りなのですが
アドリブのようなやり取りから、それぞれの関係が心地良い。
なかでも、リングネーム命名のシーンは店の常連まで巻き込んで、最高に素敵な空気でした。