劇場公開日 2016年10月8日

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「迫力のアクションで魅せる、色褪せない兄弟の絆。」HiGH&LOW THE RED RAIN 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5迫力のアクションで魅せる、色褪せない兄弟の絆。

2016年10月11日
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悲しい

単純

興奮

【賛否両論チェック】
賛:固い絆で結ばれた兄弟が、巨悪にひるむことなく立ち向かって行く姿が、痛快でカッコイイ。スピード感溢れるアクションも魅力。
否:展開はかなりのご都合主義で、ツッコミどころも多数。前作の知識も、あった方がイイ。

 前作の知識は、なくても楽しめそうではありますが、あった方が人物関係がよく分かるので、復習はした方がよさそうです。
 血が繋がらないことや、両親の死という辛い出来事を乗り越え、固い絆で結ばれてきた3兄弟が、強大な敵を前にして再びその絆を確かなものにしながら、立ち向かって行く様子がメチャメチャカッコイイです。
 雨宮兄弟が魅せる、スピード感満載のアクションも必見です。今回は相手がヤクザということで、飛び道具もバンバン使ってくる敵に対し、彼らが拳でどう立ち向かっていくのか、1秒たりとも目が離せません。
 ストーリーはかなり都合よく進みますし、回想シーンの多さや尊龍の行動等、気になるところはかなりありますが、それをツッコむのは野暮というもの。破天荒で最強な兄弟の戦いに、存分に酔いしれたい作品です。
 ちなみに個人的には、お調子者なのにいざとなると強い、雅貴のキャラクターが好きです(笑)。

映画コーディネーター・門倉カド