「テレ朝の変化球!!」ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 アンジェロさんの映画レビュー(感想・評価)
テレ朝の変化球!!
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出だしからテンポが良くて観易く、前半の料理や所作の雰囲気に良いね!!と見とれてマスコミお得意の日本人は凄かった番組かと思っていると、悪い日本軍のせいでレシピは失われた!!という話にいつの間にか誘導されるというテレ朝らしい映画でした。企画が秋元康、原作本が見城徹の幻冬舎と内閣ごっこ写真で有名な見事な安倍トモ映画で、「サイレントマジョリティー」のPVのバックの看板に「プロビデンスの目」が終始映っていて気持ち悪かったのも記憶に新しいですが、本作にはわざわざユダヤの六芒星がバッチリ映っており、安倍一味の忠誠心を示していると同時に満州国はユダヤが建国したという事を示す単なるプロパガンダ映画でした。特にストーリーのない前半が心地良いだけに、映画が正体を現した後半が気持ち悪く悪質に感じました。前半を観ている時は今日くらいは贅沢をするかと思いましたが、すっかり気が変わりました。庶民は内容量が減って小さくなった添加物入りの食材を、今年もぼったくり価格で買い続けるだけです。2017年にもなって、わざわざ創作してまで日本軍を悪者にする必要はないと思います。ドイツ国民が新作のナチス悪者映画をまたかよと観せられるのと一緒で、こういったものはもううんざりです。
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