「一つのレシピを通して。」ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 せいうちさんの映画レビュー(感想・評価)
一つのレシピを通して。
この映画は、一つのレシピ探しという一見奇妙な依頼を通して、本作の心を閉ざした主人公が料理や様々な人と関わり、実は身近にあった大切なものに出会っていくという感動物語。
料理というどの人にも共感し得るテーマを題材にしていて、油断しているとついホロっとしてしまう内容が詰まっている。
家族の愛やその料理に対する理想や信念、想いが、遠回りをしながらも、徐々に主人公にも伝わり心を開かせていく過程は、言葉に表せない感動が溢れさせられる。
想いが詰まった料理は、時代を超えても、人の心に届き、受け継がれる。
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