「ドドドでダダダ♪」映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ドドドでダダダ♪
思わずポリスの曲を思い出してしまいましたが、この作品は色んな映画を思い出させる仕掛けがいっぱいあった。『ロード・オブ・ザ・リング』のリングから始まり、最も強く感じられたのがジブリ作品。ブリザーガーが『もののけ姫』に登場するデーダラボッチそっくりだったし、ヒョーガヒョーガ星の雰囲気は『風の谷のナウシカ』風。と、思っていたら、監督がスタジオジブリ出身だということで納得!
10万年のタイムリープを繰り返すといった設定は『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』みたいなSF感があったけど、音楽を聴いていると『ジュラシック・パーク』そっくりだったりする。南極の地下に存在する巨大なジオフロントという都市での冒険は『インディ・ジョーンズ』風だったし、まだまだ色んな映画が隠されているので探してみるのも一興。
ドラえもんがピンチに陥り、10万年という時のタイム・パラドクスも面白く、中でもマンモスの顔に足がついてるパオパオという動物にも唸らされる工夫があった。電池だとかリング、小道具の伏線も効いていて、ドラミちゃんの占いもぴったり当てはまるというのもいい。気になるオクトゴンというタコの怪物がどうなったのか・・・などと色んな疑問も残るが、もう一人のドラえもん(ヤミテムというらしい)に対するのび太の優しさも感動的だ。もうここは童心に帰って素直に見るのがいいのでしょう。
しずかちゃん・・・シャワーを浴びたらしいけど、まったく描かれてない。
コメントする