「笑えるけど明日は我が身か。サバイバルを通して描く、家族の成長物語。」サバイバルファミリー 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
笑えるけど明日は我が身か。サバイバルを通して描く、家族の成長物語。
【賛否両論チェック】
賛:電気が消滅した世界で奮闘する一家族の成長する姿が、笑いの中にも感動を誘う。電気依存社会への警鐘も。
否:展開としては結構無理があり、ご都合主義的な印象も否めない。
ある朝突如として電気が使えなくなり、徐々に必要に駆られて田舎への自転車移動を余儀なくされる家族の姿を、クスッと笑える描写たっぷりで描いていきます。同時に、 電気と電池がダメになってしまっただけで、時間も分からなくなってしまうほどの電気依存社会への警鐘的意味合いも、多分に含まれています。現実にも決して起こり得ない話ではない辺りが、身につまされるようです。
また、事件が起こる前は皆頼りなく、会話もろくになかった一家が、一連の騒動を通してぶつかり合いながらも助け合い、次第にたくましく成長していく勇姿も、なんだか感動するものがありますね。
是非とも家族で笑いながら、防災について考えたい作品です(笑)。
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