「孤独な老人の再生物語」幸せなひとりぼっち いたかわさんの映画レビュー(感想・評価)
孤独な老人の再生物語
頑固なジイさん、オーベ。
妻に先立たれ、悲しみに暮れる。仕事もクビになり、住民はルールを守らないし、気に食わないことだらけで不機嫌になり、自殺を試みる。そんなある日、隣に越してきたイラン人のパルバネを含む一家との交流を通し、次第に心を開いていく。
なんとなく、観てて設定がグラントリノを思い浮かべた。
今作のジジイはイーストウッドと比べるとカッコよくないけど、不機嫌な時と笑顔とのギャップがすごく印象的に感じた。
厄介ごとに巻き込まれ嫌々ながらも手助けする、なんだかんだでいい爺さん。観ていると分かるが、亡くなった奥さんの、誰かの為に行動し、今を必死に生きる姿に影響されていたのかな。奥さんの後を追うつもりが、奥さんのために今を生きようと変われることができて良かったなと思った。
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