「人間味のあるドラマ」幸せなひとりぼっち nacさんの映画レビュー(感想・評価)
人間味のあるドラマ
ヨーロッパから渡ってくる映画でよく観てるのは、気難しいお爺さんが、周りの人との交流を経て徐々に心を開いていく、という系統のものが多い気がする。
そんな中でもこの映画は、若い頃の回顧シーンがタイミング良く挿入され、気難しくなっていく老人オーヴェを良く理解出来ながら話が進んでいく。親友と疎遠になっていく過程も、くだらないエピソードなのだが、さもありなんというような現実味があって物語に感情移入出来る。
北欧ならではの、色鮮やかながらどこか侘しさのある映像も含めて、とても味のある、秀逸な作品だった。
最後の猫のシーンは、「そこにいてくれたら、猫のことよく分かってる人が撮ってるなー」と思いながら観てたが、ドンピシャそこに居てくれた(笑)
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