22年目の告白 私が殺人犯ですのレビュー・感想・評価
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映画館で見たい作品
映画館の音響で見たい作品だと私は思いました。
特に前半はうるせぇってなるくらいの音量で見たい。
ストーリーも好みでした。
つっこみたくなるところもいくつかあるけど、大丈夫、許容範囲。
フィクションなんだから、映画なんだから、そんなリアルばっか追求しなくてもいいじゃない。
テンポが良い
こういうサスペンスって、つじつま合わせの余計なシーンで中弛みがあるイメージだけど、本作品はスピード感がとても観やすい。
展開は意外性が強すぎて、共感出来ない部分もあるが、作品としてはとっても面白かった。
役者の演技で物語に凄く引き込まれました!
評価ポイント(★5つで判定)
ストーリー:★4
音楽:★3
物語への引き込まれ度:★5
総合評価:★4
感想
まず、この映画を観て開口一番に言いたい感想は
ストーリーが良かった事や、どんでん返しの展開などでは無く
役者全員の演技が真に迫っていて、物語に引き込まれた事です!
主役の伊藤英明、藤原竜也の熱演もさることながら、”岸美晴”役の夏帆の演技が素晴らしかったです!
両親が殺人の被害者となり、その後の人生が狂わされたという役どころでしたが、”美晴”の抱いている憎悪・言い知れぬ怒り・深い悲しみが演技からひしひし伝わってきて、思わず涙ぐみそうになりました。
ちなみに、”美晴”のセリフは当映画のCMにも使われており
あっ!このシーンのセリフだったんだと、何度も頷いていました。
次にストーリー。
最初は怒涛の展開に飲まれて全く先が読めなかったのですが、途中からはおおよそ考えていた展開と同じになった為、少々物足りなかったです。(まぁ、誰も思いつかない展開などそうそうある訳が無いが)
そして、この映画には殺人のシーンが幾つか有って、そこは作り物であっても、やはり気分が悪かったです。
このてのシーンが大変苦手な方は、観ない方が良いと思います!
ただ、ストーリーのテンポはとても良く、早過ぎず遅過ぎず、まったくダレる事無く観られて良かったです。
最後に音楽ですが、
何というのでしょうか…、パソコンやTVが故障した際に流れるような電子音が曲に多用されており、自分としては長くは聴きたく無い曲が幾つか有りました。
ただ、その音や重低音で物語の切迫した状況や、犯人の狂気性が感じられた為、一概に悪い音楽ではなかったと思います。
評価は人それぞれでしょう、気になる方は是非劇場で聴いてください!
軽い・・・
ストーリーも先読み出来てしまい、
大概の人なら、途中で犯人が推測出来てしまう、
(しかも、かなり早い段階で推測出来てしまう)
オチもかなり突っ込み処満載!
(ネタばれになるので控えますが)
藤原竜也の正体は、かなり無理のある強引な設定だったので
さすがに推測できませんでしたが(笑)
何よりこの作品の「肝」となる殺人シーンがとても軽い・・・
こういうシーンは普通、観ていて目をそらしたくなる位、
重いものなのだが、普通に観れてしまう(-_-;)
殺人シーンに限らずに、全体的に軽く、
どこかで観たようなシーンの羅列。
そう、TVドラマ・スペシャルを観ているような感じ。
TV放送まで待てばよかった!
何より酷かったのは音楽!
コンピュータのノイズ音みたいな
奇をてらったような音楽で、狙い過ぎ!
耳障りでしかありませんでした!
ライト層には受けはイイかもしれませんが、
俺のような映画ばっか観ているような映画オタク(苦笑)には、
ちょっと・・・って感じです(-_-;)
最初から最後まで目が釘付け!
よく練られたストーリー、見る側を飽きさせないスピード感、キャストの息が詰まるような迫真の演技、今年一番のエンタメ作品だと思います!
ネタバレ厳禁作品。CM、映画予告映像は先に見てOK!絶対に先に見ちゃいけないのは、パンフレット、他人のクチコミ!是非、何の情報も頭に入れないまま観てください!楽しめること間違いなしです。そして観終わったら、またもう一回観たくなる。そんな映画です。
好みの問題
絶賛している方が多かったので観てみました。
サスペンス好きの私としては、曽根崎の過剰なまでの演出の裏に一体何があるんだろう、とかなりワクワクして観ていたのですが、途中からあまりにも思わぬ方向に展開していってしまい、正直ついていけませんでした。
サスペンスには思ってもみないような意外性が求められるのかもしれませんが、あまりにも奇異をてらいすぎると、案外しらけてしまう場合もあるのだなあ、と。どんでん返しを目論むなら、それにみあったような矛盾のないリアリティーと納得できるような動機をどうしても求めてしまいます。それなら個人的に、ありがちな?設定ながら、地道にラストまでもっていった64(ロクヨン)の方が好みです。意外性を狙ったわりに結局理由は心の闇か、というところもしらける原因でした。同じ心の闇でも、怒りみたいに役者が脚本を食って凄い衝撃を与える場合もあるし、そういう意味で何か物足りない映画でした。だけど、展開に驚いた!と言われている方も多数なので、結局好みの問題かとも思います。個人的に、伊藤英明さんの演技がとても印象に残りました。
上質なエンタテインメント
何を書いてもネタバレになりそうなのでストーリーには触れない。設定は予告編の通り、殺人の時効から5年を経過した段階で真犯人が名乗り出るというものだ。なかなか興味深い設定で、何故そうなったのか、これからどうなるのか、目を離せなくなる。
藤原竜也はやっぱり演技が上手だ。蜷川幸雄という演出家がどうにも好きになれなかったので、弟子筋にあたる藤原竜也も色眼鏡で見てしまっていたが、彼は演出家の指導よりも前に独自の世界があるようだ。そのため蜷川幸雄の世界に捉われることなく、彼自身の演技を貫いている。
しかしそれは、ともすれば両刃の剣となる。役者が独自の世界で演じると、どんな役を演じても同じような演技になってしまう場合がある。それがもろに出たのがキムタクで、藤原竜也も同様の結果に陥ってしまう危険性を孕んでいる。
この映画での演技は、弱さと決意と執着の危ういバランスで生きている主人公を上手に演じていた。演じる人を演じるという意味で大変難しい役柄だ。その綱渡りのような生き方を微妙な表情で表現し得ているところが演技の上手なところだ。この先さらに演技が磨かれれば、自身の世界観を保ちつつ、作品の世界観を表現できるようになるかもしれない。
伊藤英明は作品の世界観によって全く違った演技をする。爽やかな熱血漢から気持ちの悪い役柄まで、上手にこなす。本作でも、一見むくつけき刑事に見える武骨な男が内に苦悩を秘めているのをうまく伝えていた。
ストーリーは一時期の江戸川乱歩の小説のようだ。観客はしばらく真相が読めず、一方で思わぬところで思わぬ人物が思わぬ行動をとる。早乙女太一の役柄がそれだ。
テレビでよく見る街頭インタビュー風のシーンや、ニコニコ動画の使い方もうまい。よかれ悪しかれネット社会で起きた事件なのだ。必ずSNSなどで拡散される。本作では、ネットの情報が一向に真実を捉えていないことも表現されている。ネット社会は上辺だけしか見ない、思考停止の社会であることもアンチテーゼとしているのだ。
プロットも役者の演技もいい、上質なエンタテインメントである。
良作!
またいつもの、宣伝の仕方だけやたらうまいタイプの邦画かと思いきや、意外とおもしろかった。藤原竜也と伊藤英明がさすがで、彼らのおかげでレベルが底上げされ、何度か展開をひっくり返すありがちな流れにもおお、と驚きを与えてくれたような気がする。
良い意味で裏切られる
予告編は良かったのに・・・
と詐欺的予告編に地団太踏むことは多い。
この作品は全く逆。
予告編を大いに上回る出来で、裏切ってくれた!
序盤は予想通り、矛盾を孕んだ法の壁、
その前に被害者は憔然と立ち尽くすしかないのか!
それとも、壁を突き破ってくれるのか!?
その2択かと思っていた。
だが、後半は一転、純愛に涙した。
予想していなかっただけに、一層心に染みたよ。
唯一のマイナスは、かなり早い段階で真犯人と時効のことが読めてしまうこと。
でも、そんなことは二の次、濃密な時間を過ごせた。
強引?
藤原竜也さんが好きなので観てみました。
ミステリー好きなので展開にドキドキし、後半に少しミステリーさがあった??のか?って作品
俳優さんは見事な演技でした。
評価が低いのは、被害者全員が活躍しなかったとか、犯人当て方が雑だった、無駄な警備カメラ、ミステリーとしては微妙でした
トリックに期待しすぎた、、
映像では、ここまでか?
内容を知らず観に行きました。真相が徐々に明らかになる中、私的にはどうしても違和感が…。顔の部分で、寄せてもダメだし、こうするしか映画では仕方なかっただろうと。文字向けの作品だなと感じました。とは言え、俳優陣が良く映画でも、その部分の違和感を除けば充分満足♪
良くまとまっているけどちょっと惜しい
筋書き練られて、うまく伏線まいてあるので、途中で意外な真相が予想できます。その意外な真相に向けて一気に進むので見ごたえあります。
あと、1995年という時代背景を上手く取り入れています。
残念なのは、エンドロールの冒頭が蛇足に思われること。
無理と思える設定なのでいっそ削るかもう一ひねりしたほうがよかったと思います。
ついでに言えば最後の音楽もやかましいだけ。
全体的にはよい作品で、1995年を過ごした方に特におすすめ。
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