劇場公開日 2017年6月10日

  • 予告編を見る

「入江監督は日本映画界の期待の星!」22年目の告白 私が殺人犯です showさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0入江監督は日本映画界の期待の星!

2017年7月3日
iPhoneアプリから投稿

入江悠監督は、デビュー作「サイタマノラッパー」で映画ファンを虜にした、インディーズ映画界からの生え抜き監督。
その監督が、日本映画の全国ロードショー公開で、しかもワーナー・ブラザース配給で映画を撮ったということで、
楽しみと不安が交差しながらの鑑賞でした。

会場は満員御礼!!

しかも、客層は20〜30代のカップルが中心とあって、いままで入江監督作品を見たことがない人がほとんどと思われます。

そんな中での鑑賞でしたが、すこぶるよく作り込まれたミステリー映画で、
劇場も「わあ!!」「ええ!?」「やっぱりー!!」といった感情が充満していた2時間でした。

ネタバレ満載の映画なので、本編に触れるのは難しいのですが、
ストーリーテリングの隙のなさが、半端ない!!

また、ワンショットごとの作り込みが凄まじい!!
カメラワークで見応えを持続させていて、考え込まれてるなあ!っと感心してしまいました。

藤原竜也さんは、大仰な演技が作品によって良し悪しなんですが、
今回は効果的に作用していて大満足!

また伊藤英明さんの、「漢」ぶりも最大限に発揮してて、これまた大満足!!

そして、仲村トオルさんや岩松了さんや夏帆さん
や早乙女太一さんや野村周平さんなどなど、どのキャスティングもドンピシャで大満足!!!

また、編集もいままでの入江悠作品にはないスピード感とテンポの良さで、メジャー映画の客層を意識した感じが出ていて、
入江悠監督がビッグバジェットの映画も撮れることを証明した転機となる作品となったかと思います。

興行収入も、3週連続1位となっているようで、これを機に入江悠監督がメジャー映画監督となり、良作を作り続けてくれることを期待しています。

show