風に濡れた女のレビュー・感想・評価
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山小屋でどっとどどうと、どどうとどどう
連続するあり得ないようなシチュエーションなのに、登場人物たちは平然たる態度を崩さない。そこが見どころのひとつ。
5人の映画監督が撮り下ろす五人五色の極私的エロス、「ロマンポルノ・リブート・プロジェクト」の5作品のうちのひとつ。
他の4作品は、
『雌猫たち』(監督:白石和彌)、
『アンチポルノ』(監督:園子温)、
『ホワイトリリー』(監督:中田秀夫)、
『ジムノペディに乱れる』(監督:行定勲)。
総尺80分前後、10分に1回の濡れ場、完全オリジナル作品、製作費は全作品一律、ロマンポルノ初監督、撮影期間は1週間という縛り。5作品を見比べたら楽しそう。
良いと思います!!
こっれって見終わってみて結局間宮夕貴の、性に奔放な女の正体ってなんだったんだ!?
って言うか終始予測不能の展開で観ているものを裏切りまくりでそこが何とも言えない
刺激的なシュールな感じでもはや痛快でした!意味がありそうでなさそうなストーリー
展開が、結局何だったんだ?と言う嵐が過ぎ去ったあとのなんとも言えない感触でした。
生命力の源とはやっぱり食欲+性欲・・・・・!?
塩田明彦監督による日活ロマンポルノ リプートプロジェクトの1作!
冒頭より間宮夕貴演じる汐里が自転車ごと海に突っ込み、その後裸で永岡祐演じる高介に迫るシーンなど、予測不能な展開にちょっとしたワクワク感を感じたが、後半は怒涛のセックス描写続きで少々あっけにとられたというか、興醒めしてしまったというか・・・・・・欲望に純粋な女と無欲な男の男女の駆け引きが主として描かれているが、最終的には生命力の源とは食欲と性欲に起因するものという事で3者3様のセックスパターンで描かれている。
最後のオチはちょっと意味不明、出来れば動物の遠吠えではなく、交尾が描かれた方がより作品に厚みを持たせることが出来たと思うのだが・・・・・・・!?
原点回帰
やっぱりポルノ出身監督はこういうのを作らせると上手い。エロ(エロスとは言いたくない)い感情を抱えている者は、捨て去ろうとしても、そこに帰っていくのだと。特に演劇をやってる彼らは本来の自分を隠しながら演技してもエロがにじみ出てくる。そんな男女のしがらみから逃げてきたような主人公高介だったけど、何もない田舎で一人暮らしする中で、魅力的な女が現れれば心揺り動かされるのは当たり前。終盤、怒涛のごとく性欲を発散していく様子がおかしくもあった。
冒頭、主演の間宮夕貴の魅力的なボディと男を狂わす性格は衝撃的だ。自転車で海に突っ込んで、見知らぬ男の前でTシャツを脱ぎ、絞る姿。言ってみりゃヤリマンなんだろうけど、誰も断れない。高介だけが最初に断ったもんだから、ロックオンされちまうんだよな~
ストーリーとしては破綻気味なんだけど、後輩の演劇集団が不気味でなかなか良い。順番つくのが好きなんだよね?
斬新な抜けるロマンポルノ
いばらきフィルムコミッション
荒ぶる主演女優が光る
冒頭のシーンも衝撃だったが
演劇論とロマンポルノの融合が意外にマッチ
主演俳優の肉体も絶倫さを裏付ける
WOWOWはR15+
男と女の喜劇。
ロマンポルノ初鑑賞。
映画館で観たくて、ビビりながら行ったけど女性もいて一安心。
女目線で観た個人的感想。
これは男と女の喜劇だ。メインの女性の色んな意味であけっぴろげな肉体はエロスよりもまず生命力を感じたし、たくさん出てくる濡れ場もエロスを感じるよりはスポーツ観てるみたいだった。笑
大筋は無気力状態で独り掘っ立て小屋で生活を送る劇団作家だった青年の前に、性に開放的で生命力に溢れた女性が現れて、駆け引きに応じながら生命力を取り戻していく、そんな感じ。
(食べ物を貪りながらセックスするシーンが象徴的。)
ロマンポルノってたぶん男性の性処理的な側面よりも、そんな性欲に抗えない男性(ときに女性)を冷静に観察する視点からできてるのかなって思った。
この作品においてはラストシーンの「イヌはどっち?」という問いかけが観る者
に自覚を促している。
それにしても不思議な作品。
色んなシーンに「え、笑っていいのかしら?」と思いながら笑いそうになって観た。
(ロマンチストの若者の謎のポエム、セックスの順番待ちをする劇団員たち、激しいセックスに崩壊する小屋。。笑)
「素晴らしい作品だ!」と絶賛はできないけど、観た後は何だか爽快感がある。
そんな不思議な作品だった。
あ、ちなみにこの作品において一番エロスを感じたのが、助手の女の子が喘ぐとこだったのは私だけじゃないはず。笑
つかみは最高なのだが…
冒頭のつかみは最高、女優も魅力的なのだが。
エロばかりに集中して物語がおざなり。
雰囲気は嫌いではないが、自分がコレを手放しで喜べたのはハタチくらいまでだな。
必然性のあるエロスが観たかったな。
虎と犬のひと時
世捨て人と流れ者の女の性的闘いの話
園子温の「アンチポルノ」と違ってかなり濡れ場とエロスがあった。
ユーモアも多く散りばめられているし、何気ないものが伏線だったり、作品として面白かった。
低予算だからこその規模の小さい物語だったが男と女の駆け引きや、距離感なんかが良く描かれていたと思う。
途中、演技の指導で一つの言葉で多くの感情を表現する場面があるのだが、見ていてこんなにも多くの表現を役者は求められているかとおもうと凄い世界だなと実感した。
言葉を使わない表現もなかなか見ていて楽しかった。
結局男はバカだし欲には勝てないのだなと思った、最後の展開は何処か故事のような不思議でむなしい終わり方だったので、余韻と謎を残しながらも面白かったと言える作品だと感じた。
劇中セリフより
「あれは、怒りのキッスだったね」
主演女優は頑張っていたが。。。
自由奔放に性の悦びを求める女と、思索のために女断ちをする男。最後までお預けくらって、ヤキモキさせられるのかと思っていたが、予想と違った。設定がなかなか面白いので、映画としても楽しめるかと期待したが、人物の掘り下げはイマイチで、しっかり入り込めず眠くて朦朧となった。
風邪
まず主演の二人のアクロバティックさが凄い。
なんかよくわかんなかったしあんまり面白くなかったけど、可愛い助手の子は脱がないと思ってたからガッツリ濡れ場があって嬉しかったし嫉妬した。
ジムノペディのときは一番清楚で可愛い子が脱がなかったから余計にね。
13
正しく活劇
塩田監督らしい、体を持ち上げるといった身体アクションに満ちた内容。撮影・四宮秀俊とのコンビは相性抜群で、流麗な移動撮影に目を奪われる。線が細い間宮夕貴が超然的に見えるのは、その声に宿る芯の太さからか。すこぶる面白い78分。監督本人が仰るように、エロくはないけど。
この企画、大丈夫かな
一人で考えたい、なんて子供じみた理由で森にバラックを建てて隠遁生活をおくる演出家が主人公。
そこへ現れたのが何をやるか全く読めない不思議な女。
この二人を軸に話は進むが、はっきり言ってよくわからない。
今の時代、セックスシーンで火薬は来ないと思うが・・・。
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