「ドライマティーニなお伽噺」風に濡れた女 いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)
ドライマティーニなお伽噺
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酒はビールだけしか出てこない作品なのだが(苦笑)しかも駅弁fackでグビッとw
とても乾いた風が吹いているようなそんな雰囲気のある内容である。ロマンポルノリブートはこれで二作目だが、前回よりも今回の方が本来のポルノにある『勃つ作品』としての矜持は保っていると思う。
お伽噺のようなオチであるストーリーは、結局動物園から逃げ出したトラが、本来の野生のまま交尾をしまくるという展開なのだが、あまりその部分を重要視していても意味がない。組んずほぐれつセックスするという動物的な本能をパッションに訴えるというシチュエーションが続く、それだけである。それが馬鹿馬鹿しく可笑しいのだが。
それにしても登場人物達の芝居関連のバックボーンは、この作品に限らず、男も女もすぐ姦りたがるという、一つのプロット、ステレオタイプ、お決まりのパターン、として認識されているのだろうか。昔の黒テント、赤テントの時代に、劇団は全国へ旅をしながら公演をしていくが、劇団員は男女とも雑魚寝だったから、兄弟姉妹にすぐなってしまうらしいという夢の様な話をきいたことがあり、そこからの話なのかもしれない。どうでもいいことだが・・・
主役のヒロインのトランジスタグラマープロポーションの良さと演技、セックス描写は大変愉しませて貰った。目力の強さや、艶はスクリーンからビンビンに伝わってくる。この娘の次回作も期待大だ。
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