「カッコつけるなら、もう少し真面目にやってください。」たたら侍 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
カッコつけるなら、もう少し真面目にやってください。
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ああ、つまらんものを観てしまった。
不安(カッコつけ映画だろうという)を抱えながら、鉄好きとしては「たたら」につられて観てみたが、予想通りのハズレだった。
若者の間違いに気づきながら、何も正そうとしない無力な老人たち。
最後、結局自らの過ちを償うことなく、おのれだけ平常に戻ってしまった、その若者。
観ててイライラし通し。こいつのせいで、村は損害を被ったんだよ。おいおい許すのか?って気分。
だいたいなんだよ、最後まで敵から攻め込まれなかったじゃん。
ラストの尼子の来襲にしても少数すぎて笑ってしまう。それにもまして、村側は火筒が揃っているはずなのに、簡単に侵入されるってどういうことだよ。
殺陣も失笑。殺そうとしている相手の胸元に剣先を当てておきながら、なぜ刺さぬ?バカか。
それと、かっこつけるならもうちょっとまともに考証してほしい。
甲本演じる、左利きの職人なんているかよ?
旗指物が示す「毛利に襲撃される蜂須賀」なんて戦あるかよ?
製作陣、ちっとは勉強してくれ。
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栗太郎さんのコメント
2017年5月28日
>kawausoさん。
躊躇った、とはお優しいですね。なるほど。
そもそも無傷で侵入を許してる時点で、火筒にこだわった設定が瓦解してましたので、なおさら、殺陣のひどさに寛容になれなかったようです。
kawausoさんのコメント
2017年5月27日
確かに、考証は最悪でしたね…。
殺陣は、胸元に突き刺したら、そのまま、振り下ろされて切られるので、躊躇したということで、いいんじゃないでしょうか?(笑)